実践で役に立つリカレントの授業内容

家具を紹介する剣持さん

ショールームに並ぶのは、こだわりと遊び心が感じられるトスカーナの職人が造る家具。インテリアコーディネーターとして、剣持さんはその魅力をお客様に伝えています。

リカレントを卒業して間もなく、ショールームをゼロから立ち上げる仕事に携わった剣持さん。イタリア・トスカーナでメーカーを回って、上質で個性的な家具を選定し取り寄せました。現地を訪れたときに感じた家庭のあたたかさをお客さまにも感じてもらえるようなショールームになったと言います。

「たくさんある家具の中からどれを選ぶか、素材は、配色は、レイアウトは?など、オープン前日まで考えました。サンプルを何枚も取り寄せたり、パースを何枚も描いたり……」

何もかもが初めての新しい経験。大変だったこともありましたが、トスカーナの雰囲気に包まれたショールームが完成していく課程は、やりがいがあり、充実した日々だったと振り返ります。リカレントでインテリアの基本的な知識から、コーディネートプランの立て方、イメージボードのつくり方、引き渡しまで、しっかり学んでいたことが実践で役立ったそう。

「現役で活躍する先生との距離も近いので質問もしやすく、仕事をするうえでのアドバイスをたくさんもらいました。オリジナルテキストも気に入っています。在学中はよく書き込みをし、今でも傍らに置いてバイブルのように使っています」

プロとして提案したものの良さを感じてもらう

家具を紹介する剣持さん

剣持さんがインテリアコーディネーターになりたいと思ったきっかけは、実家の新築の際、自分の部屋の家具や壁紙、ファブリックなどをこだわりを持ってコーディネートしたこと。

「居心地の良い空間に身を置けることって幸せだな、と心底思いました。」

今はプロとして“良い”と思うものを紹介し、その良さをお客さまにも感じてもらえることがやりがいだそうです。

「私の仕事のコンセプトは、気軽に相談できて、末永くおつきあいできるインテリアコーディネーター。その気持ちをいつまでも忘れずに仕事に向き合いたいと思っています」

初心者からリカレントで夢を叶えた剣持さん。そんな剣持さんの元には、今日もたくさんのお客様が集まってきます。