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キャリアコンサルタント資格 - 2024.11.15更新 / 2022.01.21公開
【これだけは押さえたい】キャリアコンサルタント資格の受験準備と受験方法

受験申請の方法にはいくつかのパターンがあります。締め切り直前に慌てることのないように、事前に手順を確認しておいたほうがいいと思いつつ、面倒に感じている方も多いと思います。
本記事では、国家資格キャリアコンサルタントの受験に向けて、まずはこれだけは押さえていただきたい事前準備について紹介します。
国家資格キャリアコンサルタントの受験の準備
国家資格キャリアコンサルタントの受験に向けて、勉強以外に最低限やることは次の3つです。
1.受験資格を取得
厚生労働省が認定するキャリアコンサルタントの養成講習を修了することで、受験資格を得られます。キャリアコンサルタントに関する仕事の経験がない方は、全員こちらのパターンになります。
3年以上の実務経験がある方は、それが受験資格に。技能検定キャリアコンサルティングの学科試験または実技試験に合格している方も受験資格があります。
2.いつ受験するかを決める
国家資格キャリアコンサルタント試験は年3回実施しています。どの回で合格を目指すのか決めましょう。学習にどのくらい時間をかけるのか、スクールに通う方は授業日程も加味してスケジュールを立てます。
試験日の2か月程度前には受験申請の締め切りがあります。「1か月後の試験を目指そう!」ということはできないので、そこも注意が必要です。
3.受験申請をする
国家資格キャリアコンサルタントの受験申請は、Webで完結する方法や郵送を使う方法があります。どれを選択するかで準備するものが違ってきます。余裕をもって確実に行いたいですね。
「国家資格キャリアコンサルタント試験」の試験日については、こちらの記事で紹介しています。
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【2025年最新版】「国家資格キャリアコンサルタント試験」の試験日はいつ? | リカレントcounselor |
国家資格キャリアコンサルタントの受験申請
受験申請をする際のポイントと注意点を見ていきます。
試験を行っている団体は2つ
国家資格キャリアコンサルタント試験を行っている団体は2つあります。「キャリアコンサルティング協議会」と「日本キャリア開発協会」です。どちらで受験をしても、取得する資格は同じ「国家資格キャリアコンサルタント」。それぞれで、受験申請方法は少し異なります。
キャリアコンサルティング協議会の場合
キャリアコンサルティング協議会の受験申請について見ていきます。
申請方法は「Web申請」か「郵送申請」
キャリアコンサルティング協議会の受験申請方法は、「Web申請」と「郵送申請」があります。Web申請は必要書類をデータで提出するため、すべてがWebで完結します。その場ですぐにできるので楽ですね。データでの用意が難しい方やパソコンの操作に不安のある方は、紙で提出をする郵送申請が安心です。
受験料の支払方法
Web申請はクレジットカードでの支払いです。利用できるカードの種類はVisaかMasterCardのみです。郵送申請の場合は、銀行振込になります。支払方法をどれにしたいかによって、Web申請か郵送申請かを選ぶのもひとつです。
Web申請で準備するもの
Web申請で必要なものは、顔写真データと受験資格を証明する書類データです。顔写真データは、jpg形式で3MB以下、縦横比が4:3のデータを用意します。デジカメ写真も可です。受験資格を証明する書類のデータは、jpgかpngの画像データかPDFデータで、いずれも5MB以下で用意します。名前や住所などの個人情報はWeb上で入力をします。
郵送申請で準備するもの
郵送申請で必要なものは3点。4×3の顔写真と紙の受験資格を証明する書類、申請用紙です。申請用紙は、キャリアコンサルティング協議会のWebページでダウンロードをして印刷をします。ダウンロードや印刷が出来ない方は、郵送で取り寄せることも出来るので安心です。
申請書を取り寄せる場合
申請書を取り寄せる場合は、氏名、住所、電話番号を記入した紙と角形2号の返信用封筒を指定の住所へ送付します。郵送のやり取りで時間がかかりますので、余裕をもった対応が必要です。
日本キャリア開発協会の場合
次は、日本キャリア開発協会の受験申請について見ていきます。
申請方法は「Web申請」と「Web+郵送申請」
日本キャリア開発協会の受験申請方法は、「Web申請」と「Web+郵送申請」があります。どちらの場合も、全員がWebでマイページの登録が必要です。マイページで氏名や住所などの個人情報を入力します。その後、必要書類をデータで提出する方はWeb申請を、必要書類を紙で提出する方はWeb+郵送申請を選択します。
受験料の支払方法
Web申請とWeb+申請のどちらの場合も、クレジットカードかコンビニでの支払いを選べます。どちらにするかは、マイページで選択をします。
Web申請で準備するもの
Web申請で必要なものは、顔写真データと受験資格を証明する書類データです。顔写真データは、jpg形式で2MB以下、縦横比が4:3のデータを用意します。デジカメ写真も可です。受験資格を証明する書類のデータは、PDFデータで用意します。
Web+郵送申請で準備するもの
Web+郵送申請で必要なものは、4×3の顔写真と、紙の受験資格を証明する書類です。あとは、この2つを郵送するときに必要な申込書をWebからダウンロードします。
申込書のダウンロードは、マイページで受験料の支払方法を選択した後に行います。
国家資格キャリアコンサルタントの受験資格を証明する書類とは
受験申請で必要になる「受験資格を証明する書類」は人により異なります。
厚生労働大臣が認定する講習を修了した方
厚生労働大臣が認定する国家資格キャリアコンサルタントの養成講習を受けた方は、その学校や団体から発行される「修了証」の写しが証明書類になります。
実務経験を受験資格とする方
職業の選択や職業能力の向上等に関する相談の経験が3年以上ある方は、その実務経験を証明する書類が受験資格の証明書類になります。
実務経験を証明する書類とは、指定された形式の「職務経歴シート」になります。実務経験の詳細や職務経歴シートの記入については、「キャリアコンサルティング協議会」や「日本キャリア開発協会」のWebページで確認しましょう。
技能検定キャリアコンサルティングの学科試験または実技試験に合格している方
受験申請書に合格番号の記載欄がありますので、そこに記入することで受験資格の証明になります。
以上の複数に当てはまる方は、いずれか一つを用意すれば受験ができます。
国家資格キャリアコンサルタントの受験会場と日時について
受験会場や日時の詳細はいつどのように分かるのか、紹介します。
受験会場
受験会場は、受験申請をするときに「受験地区」を選択できます。あくまでも「地区」のため、細かい指定はできません。受験会場は事前に公開はされていませんが、大学やホールなどの一般的な会場のことが多いようです。受験会場の詳細は、受験票に記載されています。受験票は試験の1か月程度前に郵送されますので、それまで待ちます。
受験日時
学科試験と実技論述試験については、キャリアコンサルティング協議会も日本キャリア開発協会も、同日時で実施します。
実技面接試験の試験日については、キャリアコンサルティング協議会、日本キャリア開発協会のそれぞれで、複数の日程を用意しています。その中の何日になるか、何時になるかは、受験会場と同様に受験票に記載がされています。受験票の到着を待ちましょう。
実技面接試験の受験日時はどう決まるか
実技面接試験の受験日時がどう決まるかは気になるところです。これについては、試験を実施している団体が出している受験案内に、簡単に記載されています。
キャリアコンサルティング協議会の場合
「受験申請の消印順(郵送申請)および受付順(Web申請)にて試験日時を設定(地区内で設定された日程のうち日付の若い順)します。試験日時の希望には応じられませんのでご了承ください。」と記載されています。
日本キャリア開発協会の場合
「実技試験(面接)は、提示している日程のいずれか1日(受験者へは日時を受験票にて個別連絡。日時は協会が指定します)。」と記載されています。
このように、受験者側で受験日時の調整をすることはできません。そのため、公開されている試験日はすべて予定を空けておき、備えておくのがベストです。前もって、家族や職場の人に試験があることを伝えておき、協力をお願いしておけば、安心して受験を迎えられそうですね。
まとめ
国家資格キャリアコンサルタント試験は、試験を実施している団体が2つあり、受験申請方法もそれぞれの団体で2種類ずつあります。間違わずに確実に受験申請をするためにも、早めに準備をしておきましょう。ポイントは次の5つです。
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試験を実施している団体は2つ
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それぞれの団体で、受験申請の方法は2種類ある
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書類をデータで提出するか、郵送で提出するを選べる
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受験料の支払方法は、それぞれの団体、申請方法で異なる
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実技面接試験の受験日時は受験者が指定できないので、予定の確認が必要
受験申請を確実に行い、受験勉強に集中できる環境を整えていきたいですね。
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