No2.2018年12月25日号

【ノエルのメルマガNo.2_2018年12月25日号】

EAPカウンセラーノエルがこころの健やかをお届けします

まさにクリスマス、そして年末ですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
これから毎月10日と25日、EAPカウンセラーノエルがみなさんに「こころの健やか」をお届けします。
好奇心旺盛なノエルが、みなさんに新しい興味や気づき、ちょっとした癒しを提供できたら嬉しいです。


連載をスタートしたノエルの4コマまんが、いかがですか。ノエルの暮らす「ファーム」には、日々いろいろなことが起こります。まぁ世の中いろんなひつじがいるもので…。ひつじ社会もかなりストレスフルみたい?! ノエルと愉快なカウンセラーたち、カウンセリングに来談する悩めるひつじ、彼らの多様なこころ模様を描いていきます。どうぞお楽しみに★

画:路歌 乃音(Roka Nooto)
協力:マンガ教室ダイチ


EAPカウンセラーへの入り口

とある会社のお話です

営業部で入社3年目のA君。最近、どうも元気がなく表情も暗い。月曜の朝に遅刻したり、急な欠勤もあります。毎夜、遅くまで残業していますが成績も出せず、先日は大きなミスもしてしまいました。そんなA君、部長に「どうしてキミはそうなんだ、しっかりしてくれよ」と叱り飛ばされて、ついには会社に来られなくなってしまいました。人事部には「うつ病により3ヶ月の休職が必要」の診断書が提出されました。

「何回言わせるんだ! もう3年目だろう!」

「す・すいません…自分では精一杯やっているつもりなんですが…」

「言い訳はいらん!いい加減、結果を出してくれよ」

これはどういうことを意味するのでしょうか。

そうなんです! メンタル不調者が出ることは、
実は組織を揺るがす事態になりかねないのです。
まず、休職者が出ると職場ではこんなことが起こります。

そして、職場の管理監督者(当人の上司)はこんな目に遭います。
部下のマネジメントもできない → 管理能力が問われるわけです。

そんな部署がひとつ、ふたつ…と出てくれば、企業(組織)はこんなことにもなりかねない…。

これって、とんでもなく困りますよね。
企業としては由々しき事態となりましょう。

だから、労働者が心健やかに十分に働くための支援をする
メンタルヘルスの専門家・EAPカウンセラーが必要なのです。

EAPとはEmployee Assistace Programの略で、労働者や組織を支援する取組みのことです。EAPカウンセラーは、人々が心健やかに安心して、その能力や可能性を十分に発揮して働けることを支援する、心のサポーターなのです。

EAPカウンセラーの主な役割は4つ。
個人と組織に働きかけ、両者を支えます。

①メンタル不調を起こしている個人にはカウンセリング

②休職してしまった方へは、復職に向けた支援

③メンタル不調者を出さない職場にするために、組織には環境改善やチームの生産性を上げるなどのコンサルティング

④職場の理解や対応力を高めるための教育研修 などを行なうのがEAPカウンセラーの核となる業務です。

ですから、EAPカウンセラーは組織が損失をしたり、個人が病気にならないよう、組織と個人をサポートするのです。個人が心健やかにイキイキと働き、その能力を発揮して会社の生産性や業績に貢献できるよう支援をするのがEAPカウンセラーの役割です。いかがですか?

イメージが湧くでしょうか? 4つの役割の中でも、比重の高いのが個人へのカウンセリングです。けれども最近では働き方改革や健康経営、パワハラ対策など 組織としていかに従業員のメンタルヘルス向上に取り組むかのコンサルタントとしての役割と期待も大きくなってきています。


師走もあと少し。気ぜわしい毎日です。
お仕事や家事など、「きちんとした方」ほど、忙しくなっているのではないでしょうか。ですが、そんなときに心温まるイベントがあるのは嬉しいものです。
今日はクリスマスで100倍心があたたまる心理学をご紹介します。

それはマインドフル(Mindful)です

もともとは、NipponのZen(禅)なのですが、
アメリカにわたって心理療法になって帰ってきました!
説明がむつかしいのですが、わかりやすく紹介するために、
その逆の状態、マインド“レス”ネス(mind”less”ness)からご紹介しましょう。

これは漢字一文字で表すことができます。
その漢字とは『忙』でず。

心(忄)が逝く(亡)と書いて、「忙しい」。
師走はついつい、忙しくなっていますよね。
あなたも心が逝っていませんか?

忙しいということは、
私たちの心が「やること!」に支配されているということです。
もちろん、「やるべきこと」はやるべきです。
何もやらない人はこの世では存在を認めてもらえません。

「やるべきこと」に私たちの時間を支配させることはやむを得ないわけですが、
心まで支配させる必要はありません。

心はいつも私たちのものですから。

心を忙しくしない、
マインドフルネスとは何なのでしょう

その第一歩は、今、この瞬間を大切に思うこと…。
あらゆる瞬間は、あなたの人生の一部です。
あらゆる瞬間が積み重なって、あなたの人生になるのです。
ひと時も無駄にできません。

師走の忙しさに心を奪われて、
心を亡くしていませんか?
クリスマスの瞬間くらいは、心を解放してあげましょう。

あなたがクリスマスに「やるべきこと」は、
お仕事でも家事でもありません。
クリスマスを共に迎える「人生の同僚」の存在を心豊かに感じることなのです。

【Profile】 杉山 崇 Takashi Sugiyama

神奈川大学人間科学部 教授、心理相談センター 所長臨床心理士、1級キャリアコンサルティング技能士

「心理学で幸せを増やす」をテーマに教育研究および心理・キャリア相談に従事する一方でテレビや雑誌などメディアを通じた啓発活動の実績も多数。

つい先日は、NHK番組の「ニュースチェックイレブン」でパワハラ問題について解説を担当。

杉山 崇 Twitter


Q. 今日はクリスマスなのに自分は予定がありません。昨夜のイブも独りで、さびしくて、なんだか虚しくなりました。街のイルミネーションや人が楽しそうにしているのを見ると、妬ましくもなって、そんな自分が嫌になります。こういう気持ちは積み重なると心の病気になったりするんでしょうか? 

A. そうそう寂しいや妬ましい気持ちが重なったくらいでは、心の病気になったりはしないでしょう。もしも365日クリスマスが続いて、みんながいつもにぎやかで幸せばかりであるなら、自分だけ心の闇に呑みこまれたままで病気になるかもしれないですね。でもクリスマスは365日なんて続いている訳がない。

それだけでなく、あなたの現実の365日の中にはちょっと嬉しくなったり、ホッとしたり、何かやってみたい気持ちになる、など心がぽかぽか陽に当たるような時もあるのではないでしょうか。そこに気づいてあげることも大切ですね。そうすると心はバランスをとりますよ。ささやかなことにもポジティブ(positive feeling)を見つけられる。そんな自分育てをしてみるといいのではないでしょうか。

もうひとつ。起きている状況を違った視点から眺めてみることです。

心理療法では「リフレーミング」なんていう技法としてよく用いられていますが、物事を違ったところから眺めてみると違った見え方をすることもある、また別の考え方ができることもある、といったことです。今年のクリスマスは独りでさびしい。

でも、その分、とっておきの出逢いが楽しみになる。いつか誰かと出逢うときが来る。今は、その喜びを増すための、想いを温める、エネルギー充電期間。今だからこそ自分磨きもできるし、自分のためだけに使える自由時間なんだ……なんて思えたら、どうでしょう? 街の景色もちょっと変わって見えませんか?

一方で、「自分は根っからネガティブシンキングで、そう言われても無理なんです」という方もいるでしょう。それはそれでOK。そんな方は、自分のネガティブにとことんつきあってもらう機会を持つ。これはとてもよいことです。

周りの誰かに悩みを話しても「そんなことないんじゃない?」とか、「前向きになって」とか軽く言われる。理解してもらえなくてがっかりしたり、わかっていてもできないから困っているのに、とか、やっぱり自分はダメなんだ…そんな体験をたくさんしているとしたら、心はバランスを崩していきます。

そうならないために、カウンセリングというものは機能しています。ネガティブなことでもそのまま受け止めて、じっくり聴いてもらえる。自分の話したいように話し切らせてもらえる。傾聴してもらえた、という体験も、不思議と心のバランスを取るのに役立つものです。

お答えするのは
【ノエルふぁーむ かかりつけ医】
Dr.Satake
精神科医・臨床心理士・日本医師会産業医


夢分析 リフレーミング

リフレーミングとは?

リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、違う枠組みで見ることです。フレームといえば、メガネや写真フレームなどが思い浮かびますね。それと同じフレームです。いわゆる枠ですね。

これまで見ていたものを違った枠から、角度や視点から眺めると、違ったように見えることがある、というわけです。元々は家族療法からきている考え方です。

リフレーミングの例えば

同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。リフレーミングのわかりやすい例は、「失敗は成功の始まり」とか「ピンチはチャンス」「あばたもえくぼ」など。どうでしょうか、イメージできましたか。次のようなものはいかがでしょうか。

ふむふむ。なるほど~! 「あなたってザツな性格だよね」と言われたら相当カチンときますよね。
でも「あなた、おおらかだよね」は全然違う印象になる。言われたらむしろ悪い気はしませんよね。
ネガティブに捉えられていたものが、リフレーミングによってポジティブな印象になる。すごいですよね。

では、何が起こっているのかを見てみましょう。

ん? ある会社の営業部のA君、なにやら元気になってませんか?
休職中に外部のEAPサービス会社でカウンセリングを受けたら、カウンセラーにこんなふうに言われたそうです。

A君「僕なんて仕事が遅くて、いつも部内で一番最後まで残業になってしまって…」
EAPカウンセラー「それはAさんがお仕事を丁寧にしっかりとやっていたからではないですか。残業も厭わないくらい責任感を持ってお仕事ができる方なんですね」
A君「そんなふうに言ってもらえるなんて…自分はただのダメ人間かと思っていました」
EAPカウンセラー「部長さんが厳しく叱るのも、Aさんに期待しているから…なんてことはないでしょうか」

どうですか? こういった視点や発想の転換で、こころが元気を取り戻したり、何か行動したくなることは少なくありません。日常生活の中でぜひリフレーミングのエッセンスを取り入れてみてください。


好奇心旺盛のノエルが社会を探検! こころの健やかに役立つことを探しに行ったり、人のこころを癒してくれる興味深いスポットを訪ねたり、社会で起きている、こころにまつわる問題に向き合ったり、頑張り屋さんで知りたがりのノエルはどこへでも参ります! 

時はまさにクリスマス。Merry Christmas! 「けど、どうして人間はあんなに大騒ぎするのかな?」ひつじにはよーわからん。…ということで、ノエルはクリスマスの街を探検しました。

表参道のクリスマスイルミネーションは、都内でのクリスマス風物詩の定番というので、行ってきました!
1.1Kmもの長さで、けやき並木150本にシャンパンゴールドの LEDライトがなんと約90万球も飾られているのです。どうでしょう、この眩しい彩り。

クリスマス25日・今夜ならまだ間に合う!

表参道イルミネーション 2018
期間:~12月25日(火)
※低木への装飾は~2019年1月6日(日)まで
点灯時間:日没~22:00

クリスマスイブみんなどう過ごしたい?

クリスマスイブの過ごし方として、多くの人に理想的と考えられているのは、男女ともに1番が「洒落たレストランでディナーをする」、2番は「イルミネーションを見に行く」、3番は「家でのんびりお祝いする」と続くのだそう。他には若い世代では「ショッピング」や「都心の憧れホテルに宿泊する」、「仲間とホームパーティ」などなど。皆さんは昨夜のイブはどう過ごされましたか?

クリスマスプレゼントにみる心理クリスマスといえば、なくてはらないアイテムがプレゼントですよね。皆さん、誰かにクリスマスプレゼントをあげたり、もらったりしましたか? どんなものでした? プレゼントを選ぶとき、どんなことを考えて決めましたか? もらったとき、どんなことを思いましたか? 

クリスマスプレゼントには、送る人の深層心理が色濃く反映する! …なんて聞いたら、皆さんどう感じますか?

①アクセサリー

未婚の男女間のクリスマスプレゼントで多いのがアクセサリーです。男性から意中の女性へ贈りたい人気のプレゼントは指輪・ネックレス・ピアスなど。女性から想いを寄せる男性へは腕時計・カフス・ネクタイピンなど。それらはすべて身につけるものですよね。つまりいつも自分があなたの傍にいることを感じていてほしい。相手を束縛したい独占欲の象徴と考えられます。

②バッグや財布

これらも生活の中で日常的に使うものですよね。相手の好みを熟知していればともかく、バックや財布を一方的にあげるのは、それなりに勇気がいります。相手に自分を受け入れて欲しい。きっと気に入るだろう…。これって、ちょっと傲慢さや思い込みがあるかもしれませんね。

③下着や靴下

異性へ贈る下着や靴下は強い愛情や性的な欲求、嫉妬心を象徴していると考えられます。

④洋服

その服を脱がせたい、自分の理想に染めたい。

⑤文具

もっと仕事をしなさい、もっと勉強しなさい、もっと頑張れ。

⑥生活雑貨

一緒に使いたい、一緒に居たい。

【ノエルの見学レポート】
いや~キラキラすごかった。通りを歩いていると圧倒されました。灯のまばゆさとカップルの多さに…。独りで行くのはチトきつい。ひつじだからではなく。なんでって? 灯りを見ているとなんともいえない高揚感と癒される感覚に包まれるわけで、誰か隣に居てくれたら、この感じ共有できるのになって。よーし、来年は絶対にイケひつじを射止めて一緒に行くぞ。どんなクリスマスプレゼントをあげたいかもイメージ湧いたし。ノエルまたひとつ目標できたよ!


日本初!EAP専門スクール

EAPカウンセラーについていろいろなことを教えてくれるセミナーはいかが?

EAPカウンセラー授業体験セミナー
~現役の臨床心理士/EAPカウンセラーが担当~

内容 今、ますます必要性の高まるメンタルヘルスへの支援。

前半は、世の中を取り巻く状況や、メンタルヘルス対策のニーズが高まっている分野について、事例を交えながら詳しく解説。

メンタル不調の方に有効な心理カウンセリング技法や、短期で結果の出せる心理療法、また働く人やその家族を支援する切り札として注目されているEAP(従業員支援プログラム)についても解説いたします。

後半はメンタルヘルス対策の現場で実際に用いられている心理アセスメントや療法を授業形式で体験いたします。
メンタルヘルスや心理カウンセリングに興味があり、資格取得や転職をお考えの方にも大変有意義なセミナーとなっています。どうぞお気軽にご参加ください。

日時/場所 ———-終了———-

[1] 2019年1月12日(土) 10:00~12:30

  リカレント池袋

[2]  2019年1月13日(日) 14:00~16:30

  リカレント新宿

[3] 2019年1月14日(月) 10:00~12:30

  リカレント横浜

 

担当講師 リカレント専任講師
空き状況
備考 ※受付は30分前より行っております。
リカレントメンタルヘルススクール
EMCA地域支援活動
EMCAまちなか相談室

地域のこころのセーフティネットEMCAまちなか相談室

仕事のこと、周りの人間関係のこと、子育てのこと、親の介護のこと、自分の将来のこと…ちょっと悩ましい、なんだかモヤモヤする、どうしたらいいのかわからない、誰かに話を聴いてもらいたい…そんな時、気軽に話ができる地域の身近なこころの相談室でありたいと思います。

グループ交流サロンでは、メンタルヘルスケアに役立つ知識や心理学を伝える勉強会をしたり、心が癒される・元気が出る体験ワークなど、区民の方にバラエティな学びと「ほっこり」を提供したいと思っています。皆さん、ぜひお気軽にご参加・お手伝いください。

開催日時
①毎月第1金曜日(2019年1月4日はお休みです)
10:00~12:30 グループ交流サロン
13:00~16:00 お悩み個別相談(ひとり50分3枠)
②毎月第4水曜日(2019年1月13日)
13:00~16:00 お悩み個別相談(ひとり50分3枠)
会場 新宿NPO協働推進センター会議室
参加費 個別相談・グループ交流サロン参加費:
ワンコイン500円
お申し込み 新宿NPO協働推進センター
TEL:03-5386-1315 (11:00~18:00)
E-mail:hiroba@s-nponet.net

次回のNo.3配信は2019年1月10日を予定しています。

お楽しみに★

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