No.3_2019年1月10日号

【ノエルのメルマガNo.3_2019年1月10日号】

EAPカウンセラーノエルがこころの健やかをお届けします

みなさん、新年明けましておめでとうございます。新しい年の始まり、いかがお過ごしでしょうか。
毎月10日と25日、EAPカウンセラーノエルがみなさんに「こころの健やか」をお届けしています。
好奇心旺盛なノエルが、みなさんに新しい興味や気づき、ちょっとした癒しを提供できたら嬉しいです。


心理学的働き方改革!
正月モードから
一瞬で切り替える方法

 仕事始めは幸先よくいきたいところだけれども…

お正月も終わり仕事に戻られた皆さん、新年ですから新たな気持ちで幸先よいスタートダッシュといきたいところですよね。
けれども、しばらく休んだ後はなかなか気持ちが仕事モードに戻らないもの…。仕事のことを考えるだけで憂鬱になったり、出勤中も仕事中も眠気がとれなかったり、なんとなく体が重いなど体調がすぐれなかったり…。頭も体もすっきりしない方も多いのではないでしょうか。ここでは、正月モードを引きずってしまうあなたのために、一瞬で脳を活性化させて仕事モードに切り替える心理術をご紹介しましょう。

 切り替えのポイントは現実感覚と生活リズム

そもそも正月モードからなかなか切り替わらないのは、日常の現実感覚と生活リズムを失ってしまっていることが原因です。年末年始は長期休暇になりますし、忘年会、大晦日、年越し、初詣、お年賀のあいさつ…などなど、お祭り的なイベントの連続です。食事もいつもとは違うものの連続…。

非日常的な毎日が続くので仕事など本当の日常が「現実ではない」かのように感じられてしまいます。その結果、体も心も仕事を拒否してしまうモードに入ります。このことが、憂鬱や眠気、体が重い…といった仕事の不調の原因です。

現実感覚も日常の生活リズムも失ってしまうのは仕方のないことですが、仕事は言い訳がきかないものです。仕事始めを幸先よくスタートするためには、まずは現実感覚と生活リズムを取り戻すことが重要です。

 まずは仕事を通して得られるものを再確認しましょう

一つは仕事が私たちに与えてくれるものを再確認するとよいでしょう。仕事は場合によっては単調でつまらないかもしれませんが、仕事を通して富、自尊心、そして信頼できる人間関係も得られるものです。仕事を通して私たちは素敵になることができるのです。まずは、あなたが働く意味を再確認しましょう。

 カウントしながら息を吐き出し、仕事をイメージ

次に、職場や働いている自分、そして仕事上の課題やミッションをイメージしながら「1、2、3、…」と数をカウントしてください。そして息を思いっきり吐き出しましょう。肺が空っぽになるイメージで吐き出すと効果的です。

実は私たちの脳は、課題やタスクを意識するとモードが切り替わります。脳科学ではタスクポジティブネットワークと言われるものが活性化して、快楽を追求する脳のネットワークを制御してくれるのです。仕事の手順やプロセスを具体的に意識すると、より効果的です。また、新鮮な空気を取り込むことも脳の活性化に役立ちます。

 働く意味を見出せない人は次のイベントを楽しみに!

ただ、仕事がストレスフルで働く意味を見出しにくい方も多いことでしょう。生きがいを感じる仕事に巡り合えなかったことは残念なことですが、人でも仕事でも巡り合いはご縁ものです。運の要素も大きいので、自分が素敵になれる仕事を得られるチャンスを待ちましょう。

ただ、仕事があるということは、社会があなたを必要としているということです。必要とされているということはあなたに価値があるということです。自分に誇りをもって、次の非日常のイベントを楽しみに乗り切りましょう。働く意味を見出せなくても、タスクポジティブモードが活性化すると仕事がスムーズに、そして粛々と進むので嫌な仕事も早く終わります。ぜひ、試してみてくださいね。

 お祭りもイベントも本来は「仕事」のためにある

ところで、なぜ日本人は現実感覚と生活のリズムを失うような年末年始を習慣にしてしまったのでしょうか。実は、日本におけるお祭り騒ぎは仕事を円滑にするためのものでした。
娯楽の少ない昔の日本のムラ社会では、おおむね貧しくて生活は苦しく、仕事はきつくもありました。私たちは単調で苦しい毎日だと生きる気力を失います。そこで、日々を営む鋭気を養うために、お祭り騒ぎが一定の間隔で行なわれていました。

日本のムラ社会では月に一度は何かしらのお祭りが設けられ、お祭りによって気持ちを華やかにすることで苦しくてきつい日常を耐える心のエネルギーをもらっていたのです。お祭りの本当の意味を見失わずに、お正月休みを楽しむのが本当はいいのかもしれません。

2019年の仕事始めは、みんなで幸先よいスタートを!!

この一年、あなたがご多幸に恵まれますように。

【Profile】 杉山 崇 Takashi Sugiyama

神奈川大学人間科学部 教授、心理相談センター 所長臨床心理士、1級キャリアコンサルティング技能士

精神科、教育、福祉、産業など各領域の心理職を経て日本学術振興会特別研究員に。
神経(脳)活動・心理過程・社会的関係の相互作用を考慮したうつ病研究を行う。
「心理学で幸せを増やす」をテーマに教育研究および心理・キャリア相談に従事する一方で
テレビや雑誌などメディアを通じた啓発活動の実績も多数。

杉山 崇 Twitter


ノエルの暮らす「ファーム」には、日々いろいろなことが起こります。まぁ世の中いろんなひつじがいるもので…。ひつじ社会もかなりストレスフルみたい?! さて本日ノエルのカウンセリングルームに来談したのは?

画:路歌 乃音(Roka Nooto)
協力:マンガ教室ダイチ


Q. ストレスがたまると無性に甘い物や味の濃いものを食べたくなって、つい食べ過ぎてしまいます。いつも後悔するし情けない・・・と思うのに止められないんです。これは心の病気なのでしょうか?

A. ストレスがたまって甘いものが食べたくなることって、誰にでもありますよ。ストレス解消のために、「今は食べちゃおう」と決めて、決めた量だけ食べてしまうのもひとつの手ですよね。せっかくストレス解消のために食べたのに、食べたことで後悔していたら、ストレス解消の効果もなくなってしまいます。

それでおさまらずに、食べるのが止まらなくなるとか、後悔してまで食べてしまうのを繰り返すようならば、あなたの心が食べることに対するコントロールを失っているといえるでしょう。心がコントロールを失っている時ってどんな時でしょうか。ストレスに押しつぶされそうになって不安でいっぱいの時、あるいは悲しさに襲われている時、何かに対して腹立たしい気持ちでいる時、それらのややこしい感情を抱えていても、もてあましてしまう時などでしょう。

対処方法としては、ひとつには、極端な空腹の時間を長く作らないよう心がけてみたらいかがでしょういか。血糖が下がって飢餓状態に近づけば、人の体はバランスをとろうとして糖質を欲しがるものです。3食規則正しく食べること、よく噛んで味わって食べること。せっかく食べるなら美味しいと思えるものを美味しく食べられたらいいですね。美味しいものを美味しく食べられているなら、心の問題とは言えないのではないかな。

食べること以外のストレスの発散方法にも目を向けて探してみることも大切です。例えば、体を動かすこと、歌を唄うなど、解放的でちょっと興味が持てることはないでしょうか。

あとは、あなたの話をきちんと聴いてくれる人と話すことができたらいいでしょう。

話をきちんと聴いてもらえるということは、自分をそのまま受け入れてもらえるという体験にも通じています。その体験というのは、実は愛情とか愛着とも関係しているのですよね。愛情とか愛着の不足分を、食べ物は補っているという見方もできます。だから適度な量を食べて、自分を満たしてあげるのもいいのです。

お答えするのは
【ノエルふぁーむ かかりつけ医】
Dr.Satake
精神科医・臨床心理士・日本医師会産業医


EAPのめざすところは

Employee Assistace Program/ EAP は、職場をはじめ家庭や学校というフィールドにおいて、支援の対象(クライエント)である労働者とその家族を援助するプログラムでしたね。個人が安心して安全にその能力を発揮し、職場や組織のパフォーマンスが上がるよう、個人と組織の双方をサポートする、それがEAPのめざすところです。

こんなイメージです。

EAPカウンセラーのお仕事は

EAP メンタルヘルスカウンセラーは、メンタルヘルスケアの専門家として、個人のメンタル不調の予防や早期発見、問題の改善・解決への支援に取り組むために、いろいろなスキル(技能)が求められます。人のこころはとても繊細かつ奥深いものです。個別性と多様性にあふれる人のこころの理解とケアは、決して簡単ではありません。だからこそ高い専門性が必要です。

求められる4つの技能

企業や学校、そして医療や地域・家庭。EAP メンタルヘルスカウンセラーの幅広い活動フィールドや、取り組むべき問題から、EAPカウンセラーはこれらの4つのスキルを備えていることが重要です。

それぞれどのようなことをやるのでしょう?

【個人カウンセリング】

職場・家庭・学校と、どのフィールドにおける支援でも、EAP の基盤となり、最重要視されるのが個人へのカウンセリング(相談援助)です。丁寧に個々に向き合い問題を見立て、適切に関わり共に問題解決を目指します。

【コンサルティング】

EAP メンタルヘルスカウンセラーの特長でもあり強みとなるのが、コンサルティングです。組織を診断し、職場の労働環境の改善や、管理職・経営陣へのメンタルヘルスに関するアドバイスなどのコンサルティングを行います。

【教育研修】

従業員や職場のこころの健康づくりに寄与する学びを、研修という形で提供するのも、EAP メンタルヘルスカウンセラーとしての大きな役割です。ファシリーテーター(研修講師・司会・まとめ役)としてグループに対して知識やノウハウを伝えます。

【復職支援】

こころのつまづきで休職せざるおえなくなった従業員に対して、仕事復帰を支援する役割を担うこともあります。休職中の個人カウンセリングや管理職・産業保健スタッフ・病院などとの連絡調整を行ったりします。

次回は、EAPカウンセラーが備えるべき4つのスキルとは、実際どのようなものなのか、お伝えしますね!


夢分析 こころが元気になる・この一言

みなさん、日々の中でいろいろな出来事やストレスから心にゆとりがなくなったり、落ち込んだりすること、ありませんか? そんな時、こころをぽかぽか温めてくれたり、こころに栄養を与えて元気にしてくれたりする言葉を、少しずつご紹介していきたいと思います。今回は、新しい年の始まりや、何かに向かっていくのに、こんな言葉は、いかがでしょうか!

やることを誰よりもたくさん抱えていて、

働く気のある人が、最もたくさんの時間を見出すことになる。

サミュエル・スマイルズ (作家、医師 / 18121904・英

あなたにできること、

あるいはできると夢見ていることがあれば、
今すぐ始めなさい。

向こう見ずは天才であり、
力であり、
魔法です。

ゲーテ (詩人、小説家、劇作家 / 17491832・独) 

束縛があるからこそ、

私は飛べるのだ。

悲しみがあるからこそ、

私は高く舞い上がれるのだ。

逆境があるからこそ、

私は走れるのだ。

涙があるからこそ、

私は前に進めるのだ。

ガンジー (宗教家、政治指導者、弁護士 / 18691948・印) 


好奇心旺盛のノエルが社会を探検! こころの健やかに役立つことを探しに行ったり、人のこころを癒してくれる興味深いスポットを訪ねたり、社会で起きている、こころにまつわる問題に向き合ったり、頑張り屋さんで知りたがりのノエルはどこへでも参ります! 

2019年の始まりにふさわしく、今回、ノエルはニッポンの人たちが大切にしている「お正月」を探検しました。

2019年の元日の朝

ここは長野県の雪深い温泉地として有名な「野沢温泉」にある神社です。年末の寒波でこーんなに雪が積もっていました。

いとあはれなり。
厳かな情緒あふれる日本のお正月ですね。

おみくじを引く! 

みなさん、「おみくじ」ってお正月の三が日だけで全国で約50億円程の売上げがあるそうです。びっくり! 

これらを製造して神社やお寺に卸している業者のほとんどが、神仏工芸屋や仏教系の書籍の出版社だとか。あんな紙キレが、実はとんでもなく旨みのある副業なんですね。そう考えるとご利益にも疑いが出てきたりして(笑)。それでも引きたくなるのがおみくじなんですよね~。

おみくじと人間心理
あなたはどうしておみくじを引くのでしょうか? 

「今年の運勢を知りたいから」「大吉が出たら、いいことが起こる楽しみができるから」「よい運が出たら自然にモチベーションが上がるから」「運勢をガイドに行動したいから」などなどいろいろでしょう。

おみくじを引くことは、「いい年であるように祈る気持ちに希望を感じる」「開けるのにドキドキ・ワクワクする感覚がたまらない」「書かれたことが的中するのを想像する楽しみがある」といった喜びがあるようです。

神社の巫女さんが言っていました。偶然に巡ってきたその御神籤に書かれている事柄が、肯定的なものか、残念なものかに一喜一憂するのが人間の心理なのです。

人間は未知の可能性に惹かれる生き物です。なぜって「もっといい思いをしたい」「幸せになりたい」と本能的に幸福欲求を持っているからです。だから人はおみくじが好きなのです、だそうです。

また、こんな理由もありそうです。

おみくじに書かれているポジティブ・ネガティブな解釈によって今、迷っていることや悩んでいることに対して、神様とか何か尊い存在が道を指し示してくれている、という期待や納得感を得ることができる。実際には決めるのは自分自身なのですが、背中を押してほしかったり、それでいいと誰かに肯定してほしい。人の心は好都合な裏づけがほしいものなのです。安心したいのです。

安心=心の安らぎ を与えてくれるおみくじは、メンタルヘルス効果がありそうです。

また、こんなことも言えるのではないでしょうか。

「運をつかめる人」というのは可能性に賭けられる人。

運のいい人は自分の「運」を自分で創造しているともいえます。おみくじが好きな人は基本ポジティブではないでしょうか。何か嫌なことが起こった時には「そういえばお正月に引いたおみくじで予言されていたもんな…」とか「今年は末吉だし、まぁしょうがない」なんて思い出して、妙に納得できたりします。

このお正月におみくじを引いた方も、大吉の人も末吉の人も、初詣に行かなかった方も、いかにもご利益がありそうな、こんな神々しいビジュアルに2019年の良き運勢を祈って、今年を始めましょう!

【ノエルの見学レポート】

今年は干支は亥(いのしし)で、プチ悔しいノエルです。でも、いや~ニッポンのお正月、人間のお正月はこころがこもっていてスバラシイ。新しい年に希望や願いをこめて引く「おみくじ」も洒落てる。さすが人間。脳ミソがひつじより大きいだけある。(羊の脳は人間の1/10)人間のみなさん、2019年よい年にしてください!

 


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~現役の臨床心理士/EAPカウンセラーが担当~

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前半は、世の中を取り巻く状況や、メンタルヘルス対策のニーズが高まっている分野について、事例を交えながら詳しく解説。

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日時/場所 [1] 1月26日(土) 14:00 – 16:30

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担当講師 リカレント専任講師
空き状況 空き席まだあります。
備考 ※受付は30分前より行っております。
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開催日時
①毎月第1金曜日(2月1日)
10:00~12:30 グループ交流サロン
13:00~16:00 お悩み個別相談(ひとり50分3枠)
②毎月第4水曜日(1月23日/2月27日)
13:00~16:00 お悩み個別相談(ひとり50分3枠)
会場 新宿NPO協働推進センター会議室
参加費 個別相談・グループ交流サロン参加費:
ワンコイン500円
お申し込み 新宿NPO協働推進センター
TEL:03-5386-1315 (11:00~18:00)
E-mail:hiroba@s-nponet.net

次回のNo.4配信は2019年1月25日を予定しています。

お楽しみに★

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