No6.2019年2月25日号

【ノエルのメルマガNo.6_2019年2月25日号】をお届けします

EAPカウンセラーノエルがこころの健やかをお届けします

もうすぐ2月も終わり…梅の花が咲き始めましたね。春が待ち遠しいですね。
春から進学・就職・転職など、新しいスタートを切る人も多いもの。
No.6は、そんな季節がら「働く」をテーマにお届けします。
毎月10日と25日、EAPカウンセラーノエルがみなさんに「こころの健やか」をお届けしています。
好奇心旺盛なノエルが、みなさんに新しい興味や気づき、ちょっとした癒しを提供できたら嬉しいです。


EAPカウンセラー修行中のノエル。前号のバレンタインの「心折れた」から復活して、張り切っています。けれど、まぁ世の中いろんなひつじがいるもので…。日々いろんなことが起こります。さて、春も近い今日この頃、ノエルのお勤めするカウンセリングルームに来談したのは?

画:路歌 乃音(Roka Nooto) 協力:マンガ教室ダイチ

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かのフロイト(S.Freud)
が言ったことの意味

Sigmund Freud/ジークムント・フロイト】(1856~1939)オーストリアの精神科医であり「精神分析」の創始者。チェコ生まれのユダヤ人。神経症の治療に「自由連想法」を創始。初めて無意識の力動的過程や、こころの構造を研究して、深層心理学である精神分析を確立。

愛すること、働くこと

S.Freudは人の欲動と人生について、心理療法家として初めて科学的な考察をした人です。

その中で、人は自分の役割や立場を自覚して、自分が大切にするべき人々のために一途に、そして全力になることの価値を説きました。

S.Freudはこのことを「愛すること、働くこと」と表現していますが、「健全で成熟した大人の条件」とも考えていたようです。

脳科学が証明する「働く」と「愛」

私はS.Freudのこの考察には全面的に賛成です。

私達は「愛」を感じるとオキシトシンというホルモンが分泌されますが、このホルモンは私達を若く健康にしてくれるだけでなく、幸せな気持ちにしてくれます。

みなさんも愛しい誰かを想っているだ けで幸せになる経験があることと思います。それはこのホルモンの働きなのです。

そして私達が迷いなく「働く」ときには、DLPFCという脳の計画性を担うところが活性化します。「働く」に未来への希望が伴うと、脳の希望を司るVLPFCという部分も活性化します。どちらも人類になってから進化した脳ですが、これらの脳は私達を心の痛みから解放してくれるのです。

愛する誰かのために働くとき、私達には迷いがありません。そして、愛する誰かの笑顔という希望も伴います。

「愛すること、働くこと」が実践できれば心の痛みから解放されて、幸せ100%になれるのです。

「働く」に「愛」が伴うようにあなたの、そして私達の支援対象者の生き方を設計したいですね。

【Profile】 杉山 崇 Takashi Sugiyama

神奈川大学人間科学部 教授、心理相談センター 所長臨床心理士、1級キャリアコンサルティング技能士

精神科、教育、福祉、産業など各領域の心理職を経て日本学術振興会特別研究員に。
神経(脳)活動・心理過程・社会的関係の相互作用を考慮したうつ病研究を行う。
「心理学で幸せを増やす」をテーマに教育研究および心理・キャリア相談に従事する一方で
テレビや雑誌などメディアを通じた啓発活動の実績も多数。

杉山 崇 Twitter


キャリア・アンカー

 キャリア・アンカーとは

「アンカー」といえば「船の錨」のことですよね。

「キャリア・アンカー」とは、個人が選択を迫られたときに、
どうしても犠牲にしたくない・譲れないという「本当の自分」を象徴する
3つの要素だといわれます。

これらの3つを複合的に組み合わせた自分の軸となるもののことをいいます。

アメリカの心理学者エドガー・H・シャインが提唱する概念です。

つまり、仕事を選ぶとき、自分は何が好きか、何に興味があって何をしたいのか、
何に自分は価値を感じるのか、自分ができることは何だろうか? といったように、
自己を理解し、突き詰めていくことで、自分のキャリアの方向性や生き方が明確になっていきます。

 8つのキャリア・アンカー

キャリア・アンカー」は以下の8つのカテゴリーに分けることができます。

これらは、あなたが何を最も大切にして
仕事に取り組みたいのかを示してくれるアンカー(錨)の役割をしてくれるのです。

自分のキャリア・アンカーがわかると、自分の求めている働き方や
活動分野が明確になります。

どれが当てはまりそうですか? 

価値観や動機というのは、意外と無意識下にあるもので、自覚している
ものとは異なる場合もあるので、ぜひ自己分析テストをやってみてください。
(テストはネット上でフリーでダウンロードできたり、その場で回答するものもあります)

■このような本でもっと知ってみることもおススメです■
『キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう』 (2003)

エドガー・H. シャイン


Q. どうしても仕事が自分に合わないと感じる。苦痛になってきました。
そもそも好きとか、得意な仕事ではないし。
朝はだるくて気力もわかず、体調も悪くなってきました…。

A. 石の上にも三年という言葉がありますよね?それでももう仕事を変えた方がよいのか、まだ石にしがみついてみた方がよいのか。どんなところから、あなたにとっての解答を解きほぐしたらいいのでしょうか?

ひとつに、その仕事が辛くなっているのは、自分の課題によるところが大きいのか? それとも職場の問題によるところが大きいのか? という判断の分岐点があるでしょう。

自分の課題によるところが大きいのだとしたら、次の職場を得たとしても、また同じようなキツイ状況に陥る可能性はないのか、気にしてみる必要があります。どこの職場に行っても同じことが起こるとしたら? 職場を変える前にあなたの何か、考え方や働く姿勢や、スキルのマッチングなど、変えてみる努力が大切でしょう。

職場の問題によるところが大きいとしたら、その職場で働く自分と同じ責務を持った人なら、おおよそ皆同じくツライ思いをしている、という証拠がたくさん集まることでしょう。そうしたら3年も我慢して自信と気力と健康を磨り減らしてしまうのは考えものですよね。そんなときは、思い切った決断もあり、ではないでしょうか。

生活のことや、家族のこと、景気や社会情勢のことなど、さまざまなファクターが、あなたの判断に影響を及ぼすものでしょうが、自分の課題なのか、職場の問題なのか、どちらに気持ちが傾いていくのかによって、決めていけるのではないでしょうか? 少なくとも、自信と健康を削られていく日々が積み重なると、うつ病になってしまうリスクも出てきます。早めに判断したいものですね。

もしもすでに本当に体調が悪くなっているのなら、すでに適応障害なのかもしれない。クリニックに行けば「適応障害」で診断書が出るかもしれません。診断書が出れば、休職という主治医の判断もありえます。

メンタルが弱っているときに即退職の判断をすると、後悔することになってしまうかもしれないので、辞めるカードは後に隠しておいて、ひとまず休んで体調を回復させてから、冷静に判断してはいかがでしょうか。選択肢はいくつか残しておくのがおすすめです。

お答えするのは
【ノエルふぁーむ かかりつけ医】
Dr.Satake
精神科医・臨床心理士・日本医師会産業医


カウンセラーのあり方

前号のNo.5では、カウンセリングにやって来るクライエントは、多くを期待して来談する、その中でも「自分の話をしっかり聴いてほしい」「ありのままの自分を認めてほしい」という切実な願いを持っていることが多い。一方、カウンセラーはつい専門家気取りで「アドバイスしていい気分になる」「話を最後まで聴かずに先回りして答えを押しつけてしまう」といったマズイ対応をしてしまいがち…なんてお話をしていましたね。

カウンセラーに「必要十分な条件」って?

世の中のほぼすべてのカウンセリングの基礎となっている、などといわれるのが、C.Rogers/カール・ロジャース】による「来談者中心療法」です。Rogersはクライエントに変化をもたらしうるカウンセラーの必要十分な条件として次の3つを挙げました。

カウンセラーに求められる条件①
無条件の肯定的関心

クライエントに条件をつけずに肯定的に関心を持ち続けること。条件とは、例えば「この人はお金持ちそうで、いいお客さんになってくれそうだから丁寧に対応しよう」「この人は苦手なタイプだからもう来てほしくないからつき離してしまおう」といったようなことです。「無条件の」という点がポイントです。

カウンセラーに求められる条件②
共感的理解

カウンセラーが「クライエントの内的な世界を、あたかも自分自身のものであるかのように感じとることです。しかも、この「あたかも~のように/as if」という性質を失わない」ことがポイントです。決してクライエント本人にはなれないですから。

カウンセラーに求められる条件③
自己一致・純粋性

自分の気持ちと言葉が一致していること。自分の気持ちを表す正直な言葉を使うこと。クライエントを喜ばせようと本当は心にも思っていないことを言ったり、専門家ぶって一方的に理論を押しつけたり、できるかどうかわからないことをできる、とかできない、とか断言してはいけないのです。

また、カウンセリング場面で感じる、カウンセラーのさまざまな感情、例えば「このクライエントが怖い」とか、「自分の同じような体験が重なり、どうしても主観的になってしまい、クライエントの話がきちんと聴けない」といったことがある時、「カウンセラーだからこうあるべき」という意識や形式に囚われたり、そんなふうに思う自分を否定せずに、そう感じている事実を感じることが大切です。

このお話、どう思いましたか?
カウンセラーは、クライエントを「治す」のではなく
「わかろう」とするのです。

では、また次回に!


新年度も近くなるこの時期、この手のお悩み相談が実に多い。今回ノエルのところに来た彼、「ニートになるかなー」とか言ってるわけで、それってカウンセラーとしては「ニートいいですね★ぜひ!」とは言いがたい。

フロイト だってフロイト先生も「働こうぜ!ベイベー」と言っていた。
そこで、働くことや仕事探しに悩んでいる人(ひつじ)に、どんなことを伝えたり、どんなことを一緒に考えてあげたらいいかと、人間が仕事探しをする「ハローワーク」に見学に行ってみました。

東京都内のとあるハローワークの入り口です。
ちなみにハローワークとは、厚生労働省のHPによると…

「民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。また、地域の総合的雇用サービス機関として、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を一体的に実施しています」

ノエル、ハロワに潜入

おー!!

さすが人間には求人がいっぱいあるなぁ。いいなー

まず仕事には困らないね、人間は。

さておき、ハローワークでは実は仕事を探すだけじゃない。自分がどんな仕事に向いているのか適性テストが受けられたり、働くスキルを上げるトレーニングを受けることができたり、すごくいろんなことができる! それも登録すれば無料なのだそう。

これにはたいそう驚いたノエルです。

ハローワーク ハローワークの利用しやすいサービス

<求人情報検索>
全国のハローワークで受付けた求人を求人情報検索パソコンでパッと閲覧できる。おお!さすが人間社会はハイテク。なんという便利さ。

<職業相談>
専門のスタッフがハローワークの全国ネットを使って最適な求人を探して、提案してくれる。本当? すごい。

求人内容の詳しい情報や応募状況の確認、さらには実に求人企業への交渉なんてことまでしてくれるという。若者・新卒・マザー向けと、対象によってきめ細やかなサポートもしてくれるのだそうです。すばらしい。

【ハローワークの詳しい情報:厚生労働省HP】

Open:8:30~17:15(平日)

INFO

【ノエルの見学レポート】

愛は置いてなかったけど、仕事はいっぱいあった。

「求職活動を強力にサポ ートします」って、なんて頼もしい。
人間はさすが太っ腹。能力も高いんだなぁー。

ここに行けばきっと自分がどんな仕事をしたいのか見えてきたり、働く気になる仕事を見つけたりもできそう。
ぜひあの彼に勧めてみよう。


日本初!EAP専門スクール

EAPカウンセラーについていろいろなことを教えてくれるセミナーはいかが?

EAPカウンセラー授業体験セミナー
~現役の臨床心理士/EAPカウンセラーが担当~

内容 今、ますます必要性の高まるメンタルヘルスへの支援。

前半は、世の中を取り巻く状況や、メンタルヘルス対策のニーズが高まっている分野について、事例を交えながら詳しく解説。

メンタル不調の方に有効な心理カウンセリング技法や、短期で結果の出せる心理療法、また働く人やその家族を支援する切り札として注目されているEAP(従業員支援プログラム)についても解説いたします。後半はメンタルヘルス対策の現場で実際に用いられている心理アセスメントや療法を授業形式で体験いたします。
メンタルヘルスや心理カウンセリングに興味があり、資格取得や転職をお考えの方にも大変有意義なセミナーとなっています。どうぞお気軽にご参加ください。

日時/場所 [1] 3月9日(土) 10:00 ~12:30 リカレント東京

[2] 3月10日(日) 14:00 ~16:30 リカレント池袋

[3] 3月17日(日) 10:00~12:30 リカレント横浜

[4] 3月17日(日) 14:00~16:30 リカレント新宿

[5] 3月23日(土) 10:00 ~ 12:30 リカレント名古屋

セミナーのご予約はこちら

担当講師 リカレント専任講師
空き状況 空き席まだあります。
備考 ※受付は30分前より行っております。
リカレントメンタルヘルススクール
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地域のこころのセーフティネットEMCAまちなか相談室

仕事のこと、周りの人間関係のこと、子育てのこと、親の介護のこと、自分の将来のこと…ちょっと悩ましい、なんだかモヤモヤする、どうしたらいいのかわからない、誰かに話を聴いてもらいたい…そんな時、気軽に話ができる地域の身近なこころの相談室でありたいと思います。

グループ交流サロンでは、メンタルヘルスケアに役立つ知識や心理学を伝える勉強会をしたり、心が癒される・元気が出る体験ワークなど、地域の方にバラエティな学びと「ほっこり」を提供したいと思っています。皆さん、ぜひお気軽にご参加ください。

開催日時 ①毎月第1金曜日(3月1日)
10:00~12:30 グループ交流サロン
13:00~16:00 お悩み個別相談(ひとり50分3枠)
②毎月第4水曜日(3月27日)
13:00~16:00 お悩み個別相談(ひとり50分3枠)
会場 新宿NPO協働推進センター会議室
参加費 個別相談・グループ交流サロン参加費:
ワンコイン500円
お申し込み 新宿NPO協働推進センター
TEL:03-5386-1315 (11:00~18:00)
E-mail:hiroba@s-nponet.net

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次回のNo.7配信は2019年3月10日を予定しています。

お楽しみに★

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