Japanese language teacher 日本語教師になる
日本語教師とは、日本語を母語としない人々に対して日本語を教える専門家です。
日本語を学びたい外国人が増加しており、日本語教師が必要とされています。
日本語教師の仕事
日本語教師とは、日本語を母語(幼児期に自然に習得した言語)としない人々に対して「外国語としての日本語」を教える教師です。
日本人なら当たり前のように行える「は」と「が」の使い分け、漢字の書き方、日本語特有の発音といったものも、日本語を学ぶ外国人にとっては難しいと感じるものです。
文法や発音などの知識だけでなく、外国人に分かりやすく教えるための授業内容や指導法などの技術も求められます。


日本語教師はニーズ急増
現在、世界には日本語学習者が約380万人いると言われています。(※国際交流基金・2021年度海外日本語教育機関調査)
一方で日本国内の日本語教師の人数は約4万人ほどであり、まだまだ不足しているというのが現状です。(※文化庁・2022年度日本語教育実態調査)
日本語を教える高い専門性をもった日本語教師はますますニーズが高まっていきます。
日本語教師の多彩な働き方
日本語教師の魅力の一つに、柔軟に働き方を選ぶことができるという点が挙げられます。
日本語学校などで常勤講師としてフルタイムで働くことはもちろん、非常勤講師として「週2回だけ」「午前中だけ」といった働き方をすることも可能です。
年齢層も20代から70代まで幅広く、副業として働く方や専業主婦から日本語学校で働く方、セカンドキャリアとして活動する方など、様々なバックグラウンドをもった方々が活躍しています。

Scenes in which it is useful
日本語教師が
活躍できる場
日本語は世界141の国、地域で、約379万人の人が学んでいる言語です。
日本語教師は日本国内をはじめ、世界各国で活躍する道が開けています。
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日本語学校
日本に来る外国人留学生は、日本の大学への進学や就職に備え「法務省告示校」「認定日本語教育機関」と呼ばれる国の機関が認定する日本語学校に通い、日本語の学習を行います。 これらの日本語学校で働くためには、国家資格「登録日本語教員」が必要となります。 また、日本語学校は日本をはじめ、アジアを中心に世界各国に存在します。そのため海外で活躍することも可能です。
「海外で働きたい」「様々な国の学生と関わりたい」という夢や希望を実現しやすいのも大きなメリットです。
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プライベートレッスン
一対一や少人数のグループで、相手の希望に合わせたレッスン(日常会話ができるようになりたい、漢字の練習をしたい等)を行います。
一人一人に合わせて内容をカスタマイズするため、相手に寄り添って授業を行います。
近年はオンラインでのレッスンも拡大しており、世界中の人々に対し場所や時間に縛られずに働くことができます。
留学生のみならず、日本語を勉強したいというニーズに幅広く応えるのがプライベートレッスンです。
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海外派遣プログラム
国際協力機構(JICA)や国際交流基金(JF)などの公的機関では、海外における日本語教育の推進を目的として現地の学校に日本語教師を派遣するプログラムを実施しています。
米国若手日本語教員(J-LEAP)プログラム、経済連携協定(EPA)日本語予備教育事業、青年海外協力隊プログラムなど、様々な国や地域で募集が行われています。
「日本語教師」として貴重な経験を積めるだけではなく、現地の人々や文化に触れることもできます。
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企業研修
日本語の会話スキルだけではなく、日本文化の理解やビジネスマナーなどについても研修を行うケースも多数。外国人従業員が他の従業員とコミュニケーションを潤滑に取り、言語の壁を乗り越えて職場で働くためのサポートを行うことができます。
近年では外国人を積極的に採用する企業が増えており、外国人従業員向けの日本語研修の需要も高まっています。