未経験から資格取得

「EAPメンタルヘルスカウンセラー資格(eMC®資格)」、「メンタルヘルス・マネジメント®検定II種」、「国際EAPコンサルタント(CEAP-I)」を取得できます。

EAPメンタルヘルスカウンセラー資格(eMC®資格)

EAPメンタルヘルスカウンセラー資格は、日本に初めて誕生したメンタルヘルスケアとEAPが融合した総合カウンセラー資格です。メンタルヘルス不調者へのカウンセリングをはじめ、不調の予防や早期発見、休職した方への復職支援や、企業に対して組織の改善提案が行えるスキルを習得していることの証明になります。

〈EAPとは?〉EAPは、「従業員支援プログラム」と訳され、組織で行うメンタルヘルスケアの取り組みを指します。個人が所属する組織に働きかけ、根本的な状況改善を目指します。

主催 特定非営利活動法人
EAPメンタルヘルスカウンセリング協会
(EMCA)
試験日 年2回
1次(学科) 6月、12月
2次(実技) 8月、2月
対象 EAPメンタルヘルスカウンセラー・EAPコンサルタントを目指される方 他
問題構成 1次(学科) 筆記試験 90分
2次(実技) 面接試験 20分
配点 各100点
合格基準 1次(学科)試験60点以上
2次(実技)試験60点以上

メンタルヘルス・マネジメント®検定Ⅱ種(ラインケアコース)

部下が不調に陥らないように普段から配慮するための知識や、不調が見受けられた場合には、安全配慮義務に則った対応を潤滑に行う知識、心の病で休職した社員の職場復職支援に関する知識など、職場の心の健康づくりやメンタルヘルス不調の対処・予防のための知識を証明するライセンスです。
※メンタルヘルス・マネジメント検定は大阪商工会議所の登録商標です。

主催 大阪商工会議所 他
試験日 年2回(3月、11月)
対象 社内の管理職・管理監督者の方、またはこれから目指される方 他
配点 100点
合格基準 70点以上の得点

CEAP-I® 国際EAPコンサルタント

CEAP-I(Certified Employee Assistance Professional-International、国際EAP協会認定EAプロフェッショナル・インターナショナル)とは国際EAP協会(EAPA)のEAP認定委員会(Employee Assistance Certification Commission)が交付するEAP専門家のための資格です。米国を除く世界各国で通用するEAPの資格として、国際的にも注目されているライセンスです。 リカレントは、EAPA Japanに認定された、CEAP-I養成講座を提供しています。
※CEAP-Iの受験には一定の条件が必要です。

主 催 EAPA 国際EAP協会
資格名 CEAP-I (CEAP国際版)
試験日 随時
問題形式 オンライン受講システム(LMS)
合格基準 80%以上の正解

EMCA® 特定非営利活動法人 EAPメンタルヘルスカウンセリング協会

EAPとメンタルヘルス分野における日本で最大級の資格認定団体

EAP分野における日本で最大級の資格認定団体

斎藤学博士 会長就任記念講演会の様子

EMCAは日本の社会が抱えるメンタルヘルスを取り巻く環境を受け、「日本の社会にこころの健康セーフティネットを」というスローガンを元に2013年8月に設立。日本で初めてのEAPとメンタルヘルス分野における総合カウンセラー資格であるeMC資格(EAPメンタルヘルスカウンセラー資格)の認定機関として、通算19回の資格試験を実施してきました。EMCA認定教育機関であるリカレントメンタルヘルススクールの養成コース修了生は2000名を突破、eMC資格合格者は1500名規模へと成長を遂げています。

EMCAはEAPカウンセラーの養成を通し、全国に「こころのセーフティネットワーク」を構築するという方針の実現に向け、メンタルヘルス領域における健全な社会形成の一翼を担って活動を展開。会員の知識やスキル、実践力、専門性の向上などのために、スキルアップや研修の場、実践の場などを提供しています。

EAP分野における日本で最大級の資格認定団体

2018年6月に開催されたEMCA総会の様子

日本で唯一のEMCA®認定校
リカレントメンタルヘルススクール

リカレントはEMCAから正式に認定を受けている日本で唯一の認定教育機関です。
受講生の80%以上は未経験者ですが、eMC資格の合格率は70.6%。資格の難易度から考えてもすばらしい実績です。多数の卒業生がeMC資格を取得し、EAP会社、企業領域、教育現場、医療福祉現場など様々な分野で活躍しています。

日本で唯一のEMCA®認定校リカレントメンタルヘルススクール

EAPメンタルヘルスカウンセラー資格(eMC®資格)を推奨します

斎藤 学 博士 (さいとう さとる)
EAPメンタルヘルスカウンセリング協会 名誉会長
医療法人 社団學風会さいとうクリニック理事長 医学博士
アライアント国際大学・カリフォルニア臨床心理大学院(CSPP) 東京校 名誉教授

斎藤 学 博士 (さいとう さとる)

近年、わが国では心の問題を抱える方が急増しており、心の病による休職者は後を絶ちません。また、毎年3万人もの方が心の病などが引き金となり、自殺に追い込まれている一方で、EAP、心理・メンタルヘルスケアの専門知識と実践力を持つ人材が不足しているのが現状です。資格取得者が、企業や医療機関、地域、自治体など、幅広い分野で活躍し、日本の社会に大いに貢献することを確信しています。

プロフィール

1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、1995年9月より、家族機能研究所代表。
医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長。医学博士。日本嗜癖行動学会理事長、同学会誌「アディクションと家族」編集主幹。日本子どもの虐待防止学会名誉会員。日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン(通称:JUST)理事長。アライアント国際大学CSPP臨床心理大学院東京校名誉教授。
“現代の病”ともいえる過食-拒食症、アルコール・薬物・ギャンブルなどの嗜癖(依存症)問題に長年取り組む。AKK(アディクションを考える会)、NABA(日本アノレキシア・ブリミア協会)、JUST(日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン)など多くの自助グループ・団体の誕生を支援。現在も、臨床のかたわら、全国各地で講演活動やワークショップを行う。

リカレントの卒業生も多数会員に「EMCAならではのバックアップ」

リカレントで指定コースを受講し、eMC資格認定試験に合格後、一定の条件を満たすとEMCAに入会が可能となりEMCA会員として協会からサポートを受けることができます。
EMCAでは、eMC資格を取得した会員の継続的なスキルアップのため、様々な学習の場や実践の場、交流の場などを提供しています。
設立5年目を迎える2018年8月には「EMCAキャリア部会」が新たに発足される運びとなりました。働く人の支援の場に、キャリアの知識やスキルも求められている今、メンタルヘルスの分野に加え、キャリアの分野においても、学びを深められる環境が整備されています。
EMCA会員はEAPやメンタルヘルス関連の研修会やセミナーはもちろん、キャリア部会が開催するキャリア関連の研修会やイベント等にも参加できるため、スキルアップの場や活躍の場がますます広がっています。

リカレントの卒業生も多数会員に「EMCAならではのバックアップ」

EMCA主催の研修会やセミナー。eMC資格取得後も幅広い分野でスキルアップを目指せる。

eMC資格取得者をサポート
2017年~2021年のEMCAの活動をピックアップしてご紹介します

1 さまざまなセミナーや研修会を開催

EMCAでは会員のスキルアップを目指し「企業内カウンセリング」や「カウンセリング継続のための仮説の立て方」など、ニーズの高い内容をピックアップして会員限定の研修会を定期的に開催しています。また2017年8月にはEMCAプレミアムセミナー「企業のメンタルヘルス戦略とEAPの未来」を開催しました。社団法人、大手上場企業の人事、EAPプロバイダー、メンタルテック研究者が登壇し、最先端のメンタルヘルスケアの取り組みを紹介。

さまざまなセミナーや研修会を開催

EMCAプレミアムセミナーでのパネルディスカッション。

さまざまなセミナーや研修会を開催

150名以上が来場されたEMCAプレミアムセミナー。

150名を超える来場者が集まった業界でも注目の公開セミナーとなりました。
卒業生の小野勝弘さんも講師として登壇し「ホワイト企業マークとは」のタイトルで講演。さまざまな形で、会員の活動も発信されています。

2 「EAPメンタルヘルスカウンセラー
活動コンテスト」を開催

毎年、たくさんのEMCA会員から応募があり、入賞者はEMCA総会にて表彰されます。最優秀実践賞に輝いた会員は、プレゼンテーションも実施します。

「EAPメンタルヘルスカウンセラー活動コンテスト2017・2018」を開催

2017年に入賞された会員の皆様。

「EAPメンタルヘルスカウンセラー活動コンテスト2017・2018」を開催

2018年に最優秀実践賞に輝いた藤田大樹さんのプレゼンテーション。

2017年に受賞した佐藤隆一さんは、企業における内部EAPの構築のノウハウが詰まったプレゼンテーションで会場は拍手喝采に。また2018年に受賞した藤田大樹さんは、EAPコンサルタントとして独立。外部EAPとして仕事を受注するノウハウを解説する素晴らしい内容でした。2019年に受賞したのは魚住暁代さん。eMC資格を活かしてEAPコンサルタントとして医療法人に転職され、活躍されている様子は共感を呼びました。2020年は釣見由貴さんが受賞、2021年は吉田彩子さんが受賞。EAPの学びやeMC資格の取得が人生の転機になったと解説。感動のプレゼンテーションが繰り広げられました。

3 EMCAオフィシャル研修プログラムを会員から公募

EMCAオフィシャル研修プログラムを公募。数ある中から採用された研修コンテンツは、EMCAによるテクニカルサポートを加え、EMCA会員なら誰でも使用できる研修プログラムとして運用が開始されています。

第1回 EMCAオフィシャル研修プログラム受賞作品
  • 1 「新人介護職の離職予防
    ~メンタルヘルスの視点から~」
    北見利子さん

  • 2 「職場でのメンタルヘルス対策と
    メンタルヘルスカウンセラーの活用」
    白石節男さん

  • 3 「コミュニケーションがすべての鍵!」 宇田川由紀さん

「EAPメンタルヘルスカウンセラー活動コンテスト2017・2018」を開催

左から受賞者の宇田川由紀さん、北見利子さん、白石節男さん。

4 会員同士の交流の場や情報交換の場を提供

毎年6月に行われるEMCAの総会の後に懇親会を開催したり、会員同士で交流を深める場として「Grow-Up Cafe」などを定期的に開催。また2021年7月に「EMCA全国支部会」が発足しました。「東京ブロック」「関東ブロック」「西日本・神奈川ブロック」の3ブロックがそれぞれ独自のコンセプトを持ち、活動をスタートしています。「地域社会にこころの健康セーフィティネットの構築を」を目指し、情報交換やスキルアップの場、支援活動の場が広がっています。

会員同士の交流の場や情報交換の場を提供

交流の場が増え、新しい人脈が広がっていくのが嬉しい。

5 EAP業界やメンタルヘルスの情報を定期的に発行
会報誌「Cor(こる)」&メールマガジン

業界の最前線のレポートやEMCA会員の活躍レポート、スキルアップの情報やコラムなど盛りだくさんの情報が詰まった会報誌「Cor」を定期的に発行しています。また、EMCA会員のための求人情報や最新のセミナー情報などもメールマガジンにて定期的にご案内しています。

EAP業界やメンタルヘルスの情報を定期的に発行

定期的に発行している会報誌「Cor」

TOPICSEMCAは2023年8月に設立10年を迎えました。
特定非営利活動法人として地域支援活動も展開しています。

新たな動きの一部をご紹介します。

1中災防(中央労働災害防止協会)のレベルアップ研修認定機関に

EMCAは中災防のレベルアップ研修認定機関に選出されました。2018年度より「心理相談員」の資格更新ポイント対象となる「レベルアップ講座」を開催しています。EMCA会員による講座の開催も可能です。

2新宿NPO協働推進センターの登録団体に。地域支援活動をスタート。

新宿区民に向けて市民講座を開講したり、センターの主催する「NPOまつり in 新宿」への参画、地域の中小企業・教育団体との連携プロジェクトやイベントでのコラボなども可能に。EMCA会員の活動の場が広がっています。

新たな動き

設立10年を迎えEMCAの新たな活動の場が広がっている。