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INTERVIEW. 08

東京都教職員へのカウンセリングを563回実施。貴重な経験に。

丹野 祐子さん

前職:KALDI 人事部勤務
現職:EAPメンタルヘルスカウンセラー


私はこれまで、某楽器メーカーで音楽の普及活動や制作に携わってきました。音楽の世界でやりたいと思っていたことが全部叶ったため、35歳で音楽業界を離れ、次はKALDIへアルバイトとして入社。その数か月後に社員登用で正社員となり、まず人事部の立ち上げからはじめ、社員採用、研修、人事管理システム、面談とあらゆることに携わらせていただきました。

転機は東日本大震災です。震災から3か月後に現地のスタッフ面談へ向かった際、トラウマを抱える社員を前に「素人が安易に傾聴をしてはいけない」と痛感しました。専門的に学びたいと強く思い、飛び込んだのがリカレントでした。

カウンセリングは1回30分。「教えいただく」というワンダウンの姿勢でお話を聴いていきます。

EAPメンタルヘルスカウンセラー資格を無事に取得。その後、KALDIを退職してフリーになり、何か新しいことを探しているなかで、EAPサービス会社のウェルリンク(株)による教育現場へのカウンセラー派遣(※)の話を聞き、挑戦を勧められました。カウンセリングにずっと関わりのなかった自分に、学校の先生との面談が果たしてできるのか?  と思いましたが、採用面接を無事にクリア。「まさか自分が」と思いながらもカウンセリングが始まりました。
(※EAPサービス会社のウェルリンク(株)が、東京都教育庁による小中高・特別支援校の教職員への心理的支援事業を受注。リカレントの卒業生もカウンセラーとして教職員へ支援を行いました。)

実際にカウンセリングを開始すると、職場の現状に関する訴えだけでなく、ご自身の体調や将来のこと、介護や子育ての悩み、パートナーとのこと等、先生方にお話しいただく内容は本当にさまざまでした。面談が終了して部屋を出ていかれる際に、「スッキリしました!」「すごい喋っちゃった!」「何か一つ進めそう」「久しぶりに泣いちゃいました」「とてもよかったです」などと言われる先生も多かったです。私こそお会いできてよかった、と毎回しみじみと感じていました。

カウンセラーは答えを持っているわけではなく、相談者がそのとき求めていることに対して、自ら答えが出てくるようにお手伝いをすることなんだと思います。面談を重ねるほどに、先生方のこころの健康にとって、職場環境が一番大事だとわかってきました。また、この機会を通して、今まで学んだことが実際の現場でいろいろな引き出しとして活かせることを実感しました。自分はまだ稚拙ですが、この先も学びを深めることをずっと続けていきたいと思っています。

先生方へのカウンセリングでは、感情を表に出すことで心の中のデトックスをし、リスタートをしていただく時間になればと思い、毎回お一人お一人に真摯に向き合っていきました。カウンセリングの大切さを改めて実感できる経験でした。