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NEWS - 2026.01.22
リカレントプレミアムセミナー開催レポート 『どんな状態の人がカウンセリングの対象? 病気と病気でない人の境目』(2025年9月7日開催)

「病気と病気でない人の境目」と銘打たれたセミナーだったが、野間先生の語りは、その境目に明確な線を引くことを目的とせず、「境目とは何か」という問いのあり方自体を、やわらかく解体していった。
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第一部の冒頭では、野間先生自身の心理職を目指すきっかけが語られた。自分自身のアイデンティティをめぐる葛藤や、同僚がメンタル不調で倒れていくという体験のなかで、メンタルヘルスの重要性に気づいたのだという。現代は、誰しもがメンタル不調になり得るストレスを抱えている。
日本では、まだ心理カウンセリングに頼ることが日常にはなっていない。「普段意識しない自分の気持ちに気づけること」が、カウンセリングの価値であり、「話してよい空間」を得て「孤立・孤独感から距離をとれる」ことにも大きな意義があるという。
いまだ精神科受診が特別視されがちである現状や発達障害のグレーゾーンにも触れながら、その線引きそのものの必要性ではなく、「カウンセリング」や「受診」という前向きな選択肢があることを伝えた。

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第二部では、「バウムテスト」を体験するワークが実施された。一本の木を描くことで、そこに心理状態や特性が反映される。しかし、そこから読み取るべきは「呪い」ではなく「希望」であると、野間先生は強調した。
問題点を特定するのではなく未来へのきっかけを作るというその思考は、セミナーを通して放たれる前向きなメッセージとなって、受講生を励ました。
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リカレントでは、これからもキャリアコンサルティングやEAPメンタルヘルスカウンセリングの領域に関する「プレミアムセミナー」を開催予定です。このサイトや各種SNSにて情報をお届けしています。


