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キャリアコンサルタント資格 -

【3分で読める】キャリアコンサルタントに必要なスキルとは?

監修元村 久美子(国家資格キャリアコンサルタント)

 

キャリアコンサルタントになるにはどういうスキルが必要か。今キャリアコンサルタントとして活躍されている方は、どういうスキルを持っているのか。これから目指す方にとっては重要なポイントです。

このページでは、キャリアコンサルタントに必要なスキルや、キャリアコンサルタントはどういう立ち位置で支援をしているのか、今後どういうスキルが必要かを紹介していきます。

キャリアコンサルタントに必要なスキル

キャリアコンサルタントに必要なスキルは「相談者の自己理解を深める力」です。キャリアコンサルティングでは一人ひとりに合わせて段階的なサポートを行うことから、その中で様々なスキルが必要となります。

コミュニケーションスキル

キャリアコンサルティングでは、どのようなサポートをすべきかを判断するために、相談者が何に困っていてどのようにしていきたいかなど、本人がまだ気付いていないことに対して理解を深めていけるように寄り添いながら進めていきます。

しかし相談者にとっては、初対面の相手に自身の内面や経歴を詳細に話すことに、抵抗を感じることも少なくありません。

信頼関係の構築

キャリアコンサルタントは、相談者が安心して話せる環境を整え、話に耳を傾けます。真摯な姿勢で聞き、相手を受け入れることは信頼関係の第一歩です。

無理やりに話を聴きだす、引き出すといった質問主体ではなく、相談者の感情に寄り添い理解しようとする姿勢が大切です。

キャリア理論・心理学の知識スキル

キャリアコンサルティングでは、相談者に必要な情報を伝えることも重要なことの一つです。

キャリアコンサルタントが 労働市場の動向や 雇用・社会制度の仕組みを理解し、相談者に適切な情報提供ができることは、相談者が誤った前提でキャリアを選択することを防ぎ、現実的で納得感のあるキャリア選択を可能にするために必要です。

最新の情報を収集しておく

キャリアコンサルティングは相談者主体に行われるものです。そのため情報提供は相談者の選択肢を広げるための補助であり、方向性を決めつけるものではありません。しかし労働市場に関する制度は複雑で利用できる支援などの知識が相談者のメリットにつながることがあります。労働市場のデータや制度の根拠を示しながら説明することで、相談者は感情だけでなく、事実に基づいて判断できるようになります。

適切な情報を伝えるために、相手に何が必要なのかをキャッチし、分かりやすく伝えるスキルが必要です。また、常に新しい情報を収集しておくことも重要です。

労働市場・制度の情報提供スキル

相談にくる人は何かしらの課題を抱えていることが多いです。その課題は、本人が気づいている場合もあれば、気づいていない場合もあります。

現状を的確に把握する

「キャリア」とは単なる「職歴」を表すものではなく、価値観・性格・動機・環境などが絡み合う複雑なプロセスに則っています。

そのため、キャリアコンサルタントは キャリア理論と心理学などの専門知識を使って、相談者の状態を正確に理解する必要があります。

例えば「転職したい」の裏にあるのは職場の人間関係の可能性が考えられます。「自信がない」の背景には過去の経験や認知のゆがみがあるかもしれません。「やりたいことが分からない」は自己概念の未形成かもしれません。

このようにキャリア理論・心理学の専門知識は、相談者の人生に関わる重大な意思決定を安全かつ効果的に支援するために必要な基盤となるのです。

【3分で読める】キャリアコンサルタントに必要なスキルとは?

キャリアコンサルタントの基本姿勢とは

スキルと同様に、キャリアコンサルタントに求められる基本姿勢があります。キャリアコンサルタントとしての在り方、といってもいいでしょう。

キャリアコンサルタントは、相談者を尊重することが基本です。相談者の人格や考え方、感じ方は様々です。それを「良い」「悪い」「正しい」「間違っている」で判断をするのではなく、「この人はこう感じたんだ」というように、その事実を受け入れる、という姿勢が大切です。そして、話してくれたことに感謝を示すことで、相談者は安心して話を進めることができます。

この、相手を尊重しありのままを受け入れる、という姿勢は、相談者との信頼関係につながります。

キャリアコンサルタントのニーズ

そもそもキャリアコンサルタント資格は、2016年に国家資格になりました。キャリアコンサルタントは「名称独占」という資格で、資格を持っていないと「キャリアコンサルタント」と名乗ることができません。

また、「守秘義務」が規定されていて、相談者などの情報を漏らすと、罰則があります。そして、5年ごとに更新が必要で、そのためには一定数の講習を受講することが定められています。このように、一定水準以上のスキルを持っていることが求められています。

さて、キャリアコンサルタントは国家資格になりましたが、日本においてどのようなニーズがあるのでしょうか。

社会的なニーズ

現代は、高齢化やAI化、働き方の多様化など、社会的な変化が起きています。終身雇用という考え方は変わりつつあります。

高齢化によって働ける人口は減り、企業も人材確保が難しくなっています。多くの企業は定年60歳のまま、希望者を65歳まで再雇用する方式を採用しています。その結果、今までよりも、長い目でキャリアを考える必要が出てきました。

また、社会の変化に合わせて、企業も変化が必要です。AI化やグローバル化が進み、それを全く意識せずに成長を続けることは難しいのではないでしょうか。AI化による人員の調整や、経営方針による合併なども考えられます。こういった社会や企業の変化に合わせて、個人も柔軟に対応し、働き続けていくことが求められています。

変革期を迎えた現代において、個人が主体的にキャリアを選択し、時代に合わせて学び直しや方向転換を行っていくことは不可欠です。一人ひとりが自身の適性を理解し、最適なキャリアを描けるよう支援するキャリアコンサルティングは、これからの社会に欠かせないインフラになりつつあります。

個人のニーズ

テレワークが珍しくなくなり、「働き方」に重きを置いて就職活動をする方も増えるでしょう。副業がOKな企業が多くなると、複数の職を持つ方も増えます。

また、正社員にこだわらずに、非正規やフリーランスなどの選択肢もあります。SNSなどの普及で、多様な働き方や生き方を目にしやすくなり、様々な選択肢が身近なものになっています。この中で、自身に適切な働き方や職業は何なのか、どのようにキャリアを重ねていけばいいのか、考えて決断することは非常に難しくなっています。

キャリアコンサルタントのように、一人ひとりに寄り添い、客観的な視点でサポートをしてくれる専門家が必要になっています。

活躍の場に応じたニーズ

キャリアコンサルタントのニーズは、場所によっても異なります。企業内のキャリアコンサルタントの場合は、離職率が高いという企業の課題に対して、「人材の定着」を目的としたキャリアコンサルティングが求められます。

ハローワークのような就労支援機関の場合は、求職者に合った情報提供をし、大学のキャリアセンターの場合は、就職だけでなく「働くこと」についての指導も必要かもしれません。

このように、キャリアコンサルタントが支援する場所や支援対象によって、具体的に求められることは変わってきます。ニーズをしっかりとキャッチした上で、相談者がよりよいキャリアを築けるようにサポートしていくことが必要といえるでしょう。

【3分で読める】キャリアコンサルタントに必要なスキルとは?

キャリアコンサルタントに今後必要なスキル

ここまで、キャリアコンサルタントに必要な基本的なスキルを紹介してきました。次は、今後必要になってくると予想されるスキルについて紹介します。

メンタルヘルス不調者のサポート

うつ病などのメンタルへルス不調を持つ方への支援は、社会的にも大きな課題のひとつです。

心身の病気や障がいを持つ方に対するサポートはキャリアコンサルタントの専門外ですが、相談の途中で、不調を抱えていることがわかるケースがあります。その状況によっては、適切な専門家へ、対応を引き渡すことも必要です。

キャリアコンサルタントのスキルの中には、メンタルヘルスの基礎知識が含まれていますが、相談者の状況を正しく把握するためにも、今後、様々なケースが出てくることを想定すると、メンタルヘルスの知識やスキルはますます必要になってくるでしょう。

また、心身の病気等で休職をしていた方への復職支援もキャリアコンサルタントの役割です。休職したからといってキャリアが途切れる訳ではありません。働き方や業務内容をどうしていくか、相談者と話しながら、企業との間に立って橋渡しをするスキルも求められます。

新しい環境に対応するスキル

キャリアコンサルタント自身も、新しい環境に対応するスキルが必要です。例えば、近年オンラインでのコミュニケーションが当たり前となっています。この環境に適応し、オンラインでのキャリアコンサルティングを行うもの、環境対応の一つになります。

今後、社会の変化に合わせて、キャリアコンサルタントに対する新しいニーズがでてくる可能性もあります。そういった変化に対応できるよう、情報取集を怠らず、講習に参加したり、自身のキャリアコンサルティングの振り返りをしてスキルを保ち、向上させていくことが必要です。

キャリアコンサルタントとしてのキャリアを築いていくことも、大切になってくるでしょう。

まとめ

キャリアコンサルタントは、相談者に寄り添い、適性や経験に合った職業選択ができるようサポートを行います。これに必要なスキルは、学習をし、経験を積んで身に付けていくものになります。

「自分にできるだろうか」と不安に思う方もいるかもしれませんが、現在活躍している方の多くも未経験からのスタートでした。また、ここで得る知識やスキルは、仕事だけでなく自分自身や身近な人のキャリア支援にも活かせます。興味がある方は、ぜひ一歩を踏み出してみませんか?

こちらの記事で、キャリアコンサルタント資格を取得するまでの流れを解説しています。
 

キャリアコンサルタントになるには? 資格から就職まで
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Q&A

キャリアコンサルタントに必要なスキルは?
キャリアコンサルタントにはキャリアコンサルティングスキルが必要です。キャリアコンサルティングでは、相談者の話を聴き、相談者の自己理解や仕事理解をサポートし、目標を定め、それに向けた行動計画を立てていきます。そのため、コミュニケーションスキル、知識のスキル、情報提供のスキルなどが必要になります
キャリアカウンセリングに必要なスキルは?
キャリアカウンセリングでは、相談者に寄り添い、信頼関係を築くことが大切です。そのために、相談者を尊重し、真摯に話を聞く姿勢が基本です。
今後、キャリアコンサルタントにはどのようなスキルが求められるでしょうか?
メンタルヘルス不調で休職をしていた社員の復職支援なども、キャリアコンサルタントの役割といえますので、今後は社会や企業の変化に合わせたスキルを持ち合わせることによって、より幅広いキャリアコンサルティングが行えるようになることが期待されます。
キャリアコンサルタントのニーズは?
現代は高齢化やAI化、働き方の多様化などの社会的な変化が起こっています。また、それによって一人ひとりが自分に合った働き方やキャリア、それを実現するにはどう行動すればいいのかを考える必要がでてきます。そのため、今現在働いている人やこれから定年を迎える人、これから社会にでる学生など、幅広い年代にニーズがあるといえるでしょう。
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監修者

元村 久美子

2級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)
広告会社、大手化粧品会社宣伝部にてマスコミュニケーションに携わる。
現在は講師、専門相談員として就労支援に従事。

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