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【合格率を3分で解説】国家資格キャリアコンサルタントの最新データ

資格取得を目指す方にとって、合格率は気になるところです。「国家資格」と聞くと、「合格率一桁台」とイメージされる方もいるかもしれません。また、「合格できるか不安」「どうすれば効率的に勉強できるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
このページでは、国家資格キャリアコンサルタントの試験の特徴を交えながら、第1回から最新の第32回までの合格率を確認し、合格への具体的な道筋をご紹介します。
国家資格キャリアコンサルタント試験の合格率
国家資格キャリアコンサルタントは学科試験と実技試験があり、それぞれの合格率が公開されています。
第1回~第32回 国家資格キャリアコンサルタント試験の合格率
国家資格キャリアコンサルタント試験、第1回~第32回の過去すべての合格率はこちらです。

最新の第32回試験は、学科試験が54.8%、実技試験が61.7%でした。
過去の合格率一覧を見る
| 学科試験 | 実技試験 | |
| 第1回 | 77.8% | 60.0% |
| 第2回 | 75.7% | 64.4% |
| 第3回 | 64.3% | 63.2% |
| 第4回 | 21.3% | 68.9% |
| 第5回 | 50.3% | 68.1% |
| 第6回 | 62.7% | 70.7% |
| 第7回 | 54.3% | 72.7% |
| 第8回 | 63.3% | 69.5% |
| 第9回 | 30.5% | 67.8% |
| 第10回 | 64.2% | 70.1% |
| 第11回 | 62.6% | 74.7% |
| 第12回 | 75.5% | 65.5% |
| 第13回 | 71.1% | 61.3% |
| 第14回 | 67.2% | 65.9% |
| 第15回 | 75.0% | 63.0% |
| 第16回 | 64.6% | 61.2% |
| 第17回 | 56.8% | 58.1% |
| 第18回 | 81.1% | 63.5% |
| 第19回 | 61.6% | 61.1% |
| 第20回 | 77.9% | 60.2% |
| 第21回 | 61.7% | 57.7% |
| 第22回 | 82.2% | 64.6% |
| 第23回 | 83.6% | 63.0% |
| 第24回 | 52.6% | 65.4% |
| 第25回 | 63.7% | 66.5% |
| 第26回 | 65.5% | 62.2% |
| 第27回 | 59.7% | 67.4% |
| 第28回 | 68.4% | 67.7% |
| 第29回 | 72.7% | 64.3% |
| 第30回 | 77.6% | 64.1% |
| 第31回 | 80.6% | 64.6% |
| 第32回 | 54.8% | 61.7% |
(参考:厚生労働省Webサイト キャリアコンサルタントになりたい方へ)
第32回の試験結果は、こちらの記事で詳しく紹介をしています。
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合格率の平均
第1回~第32回の国家資格キャリアコンサルタント試験の合格率の平均は、学科、実技ともに65.0%です。

全体の平均では学科と実技で同じ65%となっていますが、過去の推移を見てみると、各回によって変動しています。
学科試験は、第4回と第9回試験の合格率が目立って低くなっていますが(下の折れ線グラフ参照)、それ以降は、実技試験よりも高くなる傾向にあります。しかし、直近の第32回試験では、学科試験は54.8%と実技試験よりも低い合格率となりました。

第28回~第32回 国家資格キャリアコンサルタント試験の合格率
それでは、最近の傾向を把握するために、直近の第28回~第32回の合格率を見ていきましょう。
第28回~第32回の合格率の平均は、学科試験が70.8%、実技試験が64.5%となっています。
| 学科試験 | 実技試験 | |
| 第28回 | 68.4% | 67.7% |
| 第29回 | 72.7% | 64.3% |
| 第30回 | 77.6% | 64.1% |
| 第31回 | 80.6% | 64.6% |
| 第32回 | 54.8% | 61.7% |
(参考:厚生労働省Webサイト キャリアコンサルタントになりたい方へ)
最近の傾向としては、学科試験の平均は70.8%で高い傾向が続いています。31回の学科試験は80.6%と非常に高く、32回試験はその反動のように54.8%と低くなり難易度が高かったことがうかがえます。今後の動きに注目です。

【受験資格別】国家資格キャリアコンサルタントの合格率
ここからは、合格率をさらに深堀していきます。まずは、「受験資格別」の合格率を見ていきましょう。
国家資格キャリアコンサルタント試験には、「受験資格」が3種類あります。
国家資格キャリアコンサルタントの受験資格
国家資格キャリアコンサルタントは次の3つのうち、いずれか一つを満たせば受験資格を得られます。
| ① | 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者 |
| ② | 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者 |
| ③ | 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者 |
未経験の方は、全員が「①厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者」の受験資格になります。なお、「②」「③」は実務経験者向けの受験資格です。
【受験資格別】国家資格キャリアコンサルタント試験の合格率
第32回試験の受験資格別の合格率は以下となりました。
▽第32回 国家資格キャリアコンサルタント試験 受験者数
| 受験資格 | 受験資格 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 学科試験 | ①養成講習修了 |
3,425名 |
1,898名 |
55.4% |
| ②実務経験 |
378名 |
188名 |
49.7% |
|
| ③技能検定の片方合格 |
1名 |
0名 |
0.0% |
|
| 実技試験 | ①養成講習修了 |
3,940名 |
2,430名 |
61.7% |
| ②実務経験 |
471名 |
292名 |
62.0% |
|
| ③技能検定の片方合格 |
23名 |
14名 |
60.9% |
学科試験、実技試験共に、未経験者が多い「①養成講習修了」の合格率が高い傾向、または同等の水準となっています。
受験者数も「①養成講習修了」が圧倒的に多く、業界未経験の方でも、養成講習をしっかりと受講することで、合格は十分に狙えることがわかります。
なお、この合格率や合格者数は、32回以前の回でも同じ傾向となっています。
キャリアコンサルタント養成講座合格者数の最新動向は、こちらの記事で解説しています。
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なぜ養成講習を修了すると合格率が高くなるのか?
養成講習の合格率が高い最大の理由は、150時間の体系的なカリキュラムを通じて、学科の知識だけでなく実技(論述・面接)の指導をプロから直接受けられる点にあります。特に実技試験は独学での対策が難しいため、実践的な演習を重ねられる環境が合格率の差に直結します。
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【年代別】国家資格キャリアコンサルタント試験の合格率
国家資格キャリアコンサルタント試験には年齢制限がありません。そのため、大学生などのこれから社会に出る方はもちろん、定年退職を迎えセカンドキャリアに向けて、といった方まで幅広い方が目指せる資格です。そこでこの章では、第32回試験の年代別合格率を紹介していきます。
▽第32回 国家資格キャリアコンサルタント試験 年代別受験者数
| 年齢 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
| 学科 | 30歳未満 | 362名 | 189名 | 52.2% |
| 30~39歳 | 862名 | 559名 | 64.8% | |
| 40~49歳 | 994名 | 572名 | 57.5% | |
| 50~59歳 | 1,189名 | 609名 | 51.2% | |
| 60~69歳 | 384名 | 153名 | 39.8% | |
| 70歳以上 | 13名 | 4名 | 30.8% | |
| 実技 | 30歳未満 | 455名 | 277名 | 60.9% |
| 30~39歳 | 1,016名 | 674名 | 66.3% | |
| 40~49歳 | 1,145名 | 770名 | 67.2% | |
| 50~59歳 | 1,349名 | 787名 | 58.3% | |
| 60~69歳 | 449名 | 224名 | 49.9% | |
| 70歳以上 | 20名 | 4名 | 20.0% |
受験者数は30歳~59歳がボリュームゾーンとなっています。合格率は、学科試験・実技試験共に30歳~49歳が高い傾向がありますが、年齢を問わず挑戦できる資格であることが分かります。
ここまで、国家資格キャリアキャリアコンサルタントの合格率を詳しく見てきました。次は、この合格率は高いのか低いのか、他の国家資格と比較してみましょう。
他の国家資格と合格率を比較
キャリアコンサルタント以外の国家資格をいくつかピックアップしました。
他の国家資格の合格率(2023年度)
| 国家資格 | 合格率 |
| 社会保険労務士 |
6.9% |
| 行政書士 |
14.0% |
| 宅地建物取引士 |
17.2% |
| 精神保健福祉士 |
71.1% |
| 保健師 |
93.7% |
このように、国家資格といっても合格率は様々です。合格率が高いから簡単、というわけではありません。受験資格のハードルは低くても、試験自体が難関で合格率が低かったり、受験資格を得るのは難しくても、スキルを得ている人が受験するため合格率は高い、など資格によって特徴があります。
例えば、「社会保険労務士」の合格率は一桁台です。受験資格は「大学、短期大学、専門職大学などを卒業した者」等で、すでにクリアしている方も多く、ハードルは比較的低いです。しかし、試験の科目数が多く、範囲も広い上に法律に関する内容が多いため、法改正への対応が必要です。合格率が示すように難しい試験と言えるようです。
一方で、「保健師」の合格率は93.7%と非常に高いです。受験資格を見てみると、「4年制大学の看護学系の学部を専攻し卒業」「看護師養成所等を卒業し、看護師国家試験に合格後、保健師養成学校等を卒業」などで、専門的な教育を受けている必要があります。受験される方は、専門スキルを期間をかけて学んでいるため、合格率は高くなっていると言えます。
国家資格キャリアコンサルタントは難しい?
国家資格キャリアコンサルタントの合格率の平均は、学科試験・実技試験共に65%です。他の国家資格と比較すると、比較的合格率が高い試験だと言えます。
国家資格キャリアコンサルタントの受験資格は、「養成講習を修了する」か「実務経験がある」かのどちらかで、受験する人はある程度の知識やスキルを保持しています。そのため、受験資格に条件はありますが、その分合格率が高い資格と言えるでしょう。

試験実施機関別の合格率や合格基準を比較
国家資格キャリアコンサルタント試験は次の2つの機関が実施しています。
- キャリアコンサルティング協議会
- 日本キャリア開発協会
キャリアコンサルティング協議会は「キャリ協」や「協議会」、日本キャリア開発協会は「JCDA」などと呼ばれています。この章では、この試験実施機関別の合格率や、試験内容、合格基準などを見ていきましょう。
キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会の合格率
合格率がそれぞれのWebページで公開されています。
学科試験
| キャリアコンサルティング協議会 | 日本キャリア開発協会 | |
| 第31回 | 80.9% | 79.5% |
| 第32回 | 54.6% | 55.6% |
実技試験
| キャリアコンサルティング協議会 | 日本キャリア開発協会 | |
| 第31回 | 63.8% | 67.8% |
| 第32回 | 60.3% | 66.5% |
参考)
・キャリアコンサルティング協議会 合格発表
・日本キャリア開発協会 試験結果
2つの機関を比較すると、合格率に違いが出ていることがわかります。次に、2つの機関で合格率に違いが出る要素を確認します。
試験問題について
学科試験は、キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会で、全く同じ問題が出題されます。実技試験は2つの機関で異なりますので、試験の違いについても見ていきます。
学科試験

学科試験は筆記試験で四肢択一のマークシートです。キャリアコンサルティング協議会と日本キャリア開発協会で同じ問題が出題されます。試験日も同じです。
論述試験

論述試験は、どちらの機関も記述式の試験です。逐語記録や事例記録を読み、設問に解答します。出題形式はだいたい同じですが、試験問題は異なります。
例えば、片方の機関は「社会人2年目Aさんの事例」、片方の機関は「定年を控えセカンドキャリアを考えているBさんの事例」といった違いです。
「論述」と聞くと論文のようなものをイメージされる方もいますが、国家資格キャリアコンサルタントの論述試験は長文ではなく、短い文章を書く設問が4問程度出題されるボリューム感です。設問の出し方にはそれぞれの機関で特徴があります。
過去問題は各試験実施機関のWebサイトで確認できますので、ぜひ一度目を通しておきましょう。
キャリアコンサルティング協議会 過去問
日本キャリア開発協会 過去問
実技面接試験

面接試験は、どちらの機関もロールプレイと口頭試問の試験です。
ロールプレイ
受験者がキャリアコンサルタント役になり、キャリアコンサルティングを行います。
口頭試問
自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答えます。
合格基準
学科試験と実技試験の合格基準はどうでしょうか。
キャリアコンサルティング協議会の合格基準
150点満点で90以上の得点で合格。
ただし、論述は配点の40%以上の得点、かつ面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに満点の40%以上の得点が必要。
日本キャリア開発協会の合格基準
150点満点で90以上の得点で合格。
ただし、論述試験の満点の40%以上、かつ面接試験の評価区分の中の「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のいずれにおいても満点の40%以上の得点が必要。
このように、学科試験はどちらの機関もマークシートの試験で合格基準は同じですが、実技試験では2つの機関で合格基準にも違いがあります。
まとめ
合格率を元にどちらの機関で受験するかを検討する際は、実技試験の合格率が参考になります。
ただし、合格率だけではなく、過去問を解いてみた感覚など、複数の基準をもって選択するとより合格に近づきそうですね。
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リカレントNEWS
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Q&A
- Q第32回国家資格キャリアコンサルタントの合格率は?
- A第32回の試験は、学科試験が54.8%、実技試験が61.7%です。
- Q国家資格キャリアコンサルタントの合格率は高い?
- A受験資格が「養成講習を修了」「実務経験がある」「技能検定キャリアコンサルティングの学科試験又は実技試験に合格」のため、受験者は一定以上のスキルを持っている方です。そのため、合格率は60%以上のことが多く、半分以上の方が合格しています。
- Q国家資格キャリアコンサルタント試験の学科試験と実技試験の合格基準は?
- A実技試験は論述と面接を合計した150点満点中90点以上の得点で合格となります。論述で40%、面接では区分ごとに40%以上の点数を獲得する必要があります。
- Q第1回から第32回の合格率の平均は?
- A第1回から第32回の合格率の平均は学科試験、実技試験ともに65.0%です。
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