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MENTAL HEALTH - 2021.06.18

ハビットマインド(習慣思考)のすすめ 第7回「段取力をカウンセリングに活かすとは・・」

この記事を書いた方のご紹介

水口明子(リカレントメンタルヘルススクール専任講師)

リカレント メンタルヘルススクール専任講師
精神保健福祉士/公認心理師
20年以上サービス業に従事。その後、精神保健福祉士や資格を取得し、対人援助職に従事。
2019年に、ハビットマインドKOKOLOを開業。小学館の「Suits woman」において「ハビットマインド診断」を連載中。医療、福祉、学校、産業分野においての幅広い経験値をもとに活動している。

段取力をカウンセリングに活かすとは・・

一部の地域では、緊急事態宣言から蔓延防止等重点措置への移行が決定しつつも、経済状況も鑑みながら緩和される業態、そうでない業態もあり、
一方向に進んでいかないジレンマにストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。

さらに梅雨に入り、湿度も高くなり、日照時間も短くなります。自律神経が不安定になりやすくなり、体調不良を起こす方も多くなります。
体調が悪くならないように、日常生活のリズムを崩さずに、睡眠・食事・運動のバランスを意識して、生活をしながら、乗り越えていきましょう。

リカレントメンタルヘルススクール専任講師の水口明子です。
さて、今回はカウンセラーの『段取力』の活用について考察をしていきたいと思います。

インターネットやメールがこれだけ発達したおかげで、
情報の取得が格段に早くなっています。
これはいい面もありますが、その分、情報が氾濫し私たち一人ひとりの処理する能力や、
判断する能力問われるのもまた事実ではないでしょうか?

生まれつき情報処理能力が高い人もいるでしょう。
しかしながら、ADHDなどの疾患をお持ちの方は、この処理が上手にできずに苦しんでおられる方も多いのです。
ただ言われたことをこなしていくだけでは、想定外の出来事に対応もできずに
「こんなはずではなかった・・・」とパニックになる状況になり、体調を崩してしまうことも。
私が担当しているクライエントさんにもかなり多くいらっしゃいます。そのような方への対応は、また別の機会にお話をさせていただくとして、本日はカウンセラーの段取力を高めることで、質の高いカウンセリングに結び付けていくことをお話していきます。

ビジネスで培った段取力を応用し質の高いカウンセリングに・・

段取りとは、仕事の事前準備の大切さを表す格言としても有名です。
段取り8分(ぶ)仕事2分(ぶ)があります。事前にきちんと段取りさえしておけば、仕事の8割は完了したといっても過言ではありません。ビジネスにおいても随分使われている考え方です。
皆さんも意識してお仕事されているのではないかと思います。
では、この段取りの考え方をカウンセリングにおいても応用することはできないでしょうか?

まずは『段取力』とは、”先を読んで事前に計画準備をする力”です。
ある物事を遂行するために、前もってその手段・手順を考えておくこと。
必要なものの準備+人間関係の調整といった具体的で実際的な物事の備えのニュアンスともとらえられると思います。

カウンセリングにおいて事前準備?とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。
カウンセリングで重要なことは、受容(クライエントのあるがまま、良し悪しを決めずにまず受け入れる=無条件の肯定的配慮)だったのではないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
もちろんそれは大前提です。
では、ビジネスで培った段取りという考え方をどのようにして活かせるか具体例でお話をしてまいります。

限られているカウンセリングの時間・・・
より効果的な面談を構築するためには・・・

面談の時間は限られています。通常は1時間前後でしょう。
その中でより効果的に面談を構築するには、面談前にクライエント(相談者)の情報をしっかりと記憶し、
前回の面談の記録を面談前に十分に読み込んで、前回どのような問題があり、それに対してクライエントがどう向き合おうとしているか?また、クライエントに変化があったかを確認にしておきながら、面談に臨むことです。

また、今回の面談に想定される様々な問題なども考慮しておくことも大事です。
クライエントの取り巻く環境にも意識を向けて考察しておくことも必要です。

このように事前に様々な観点から分析をし、今ある情報から、今後起こりうることを推し量るという“推測“、
そして意味を解き明かす”解釈”、カウンセラー自身の考えである“仮説”をまとめておくことは非常に大切です。
それこそが、事前準備であり、限られた時間をクライエントのために最大限に効果的に使えるのではないでしょうか?

勘違いをしないでいただきたいのはクライエントの問題について、
解決策をカウンセラーが誘導するのではありません。
あくまでもカウンセリングは、クライエントが主体性をもって自分の課題に向き合い解決策を考え選択し、
目標をもって取り組んでいくことです。
カウンセラーはともに考えるというスタンスです。

これから心理学やカウンセリングを学ぶ皆さんの中には、心理学やカウンセリングの専門用語が難しいと感じる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、社会人の皆さんは様々なお仕事や様々な経験をされてきています。その仕事で培ったものをぜひカウンセリングにも取り入れながら、質の高いカウンセリングを目指していただければと思うのです。

まとめ

「ハビットマインド(習慣思考)のすすめ」第7回は「段取力をカウンセリングに活かすとは」をテーマに語っていただきました。
社会人の皆さんは、毎日の仕事の中で培った「仕事を潤滑に推進するための段取力」が備わっています。このスキルをカウンセリングに取り入れていくというアドバイスに、なるほどと思われた方も多いのではないでしょうか。
次回のコラムもぜひ楽しみにしていてくださいね。

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