キャリアコンサルタント大辞典 Career Consultant Dictionary
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キャリア -
【年代別】キャリアの悩みや不安を解消するために知っておきたいこと

「自分はどのようにキャリアを積んでいくべきか」
「これからのキャリアをどう考えていくか」
など、キャリアの悩みを抱えるビジネスパーソンは多いでしょう。
このページでは、「どれくらいの人がキャリアに関する悩みを抱えているのか」「世代によるキャリアに関する悩みの違い」について紹介します。
数字でみるキャリアに関する悩み
厚生労働省の「能力開発基本調査(2024年度)」によると、多くのビジネスパーソンが自分自身のキャリアに対して具体的な悩みを抱えていることがわかっています。
特に「キャリアコンサルタントに相談したい内容」として多かった上位3つのテーマをご紹介します。
① 将来のキャリアプラン(正社員:57.8%)

半数以上の人が「今後の働き方・進路の選択」に迷っている
アンケートで最も多かったのが「将来のキャリアプラン」に関する悩みです。具体的には、以下のような中長期的な方向性や働き方に関する疑問を抱えている人が多いと考えられます。
- 「この会社でこのまま年齢を重ねていいのか」
- 「別の部署に異動し、新しいことに挑戦したい」
- 「ライフステージが変わる中で、どう働き方を調整していくべきか」
② 仕事に対する適性・適職(正社員:43.9% / 正社員以外:37.7%)

約4割の人が「今の仕事が自分に合っているか」疑問を感じている
次いで多かったのが「仕事に対する適性・適職(職業の向き不向き)」です。雇用形態を問わず高い割合となっており、以下のような自身の能力と現在の環境とのミスマッチに関する悩みが推測されます。
- 「自分の強みやこれまでの経験を、本当に活かせているのだろうか」
- 「今の職種よりも、自分に向いている役割や環境が他にあるのではないか」
- 「得意ではない業務に追われ、本来の力を発揮できていないと感じる」
③ 仕事に対するモチベーション(正社員:33.0% / 正社員以外:33.3%)

3人に1人が「仕事に対する意欲ややりがいの低下」を感じている
3番目に多かったのが「仕事に対するモチベーション」です。約3人に1人が抱える悩みであり、以下のような働く意欲や意義の維持に関する課題が背景にあると見られます。
- 「業務に慣れて同じような毎日に感じてしまい、やりがいを感じにくい」
- 「日々の業務をこなすことに精一杯で、何のために働いているかわからなくなった」
- 「目標や評価が見えづらく、働く情熱を保つのが難しい」
待遇などの外的な条件面だけでなく、「自分はどう働いていきたいか(キャリア・適性・意欲)」という、より内面的なキャリア形成に関する不安や疑問を抱えている人が大半を占めていることが分かります。
データ詳細
上記3つ以外にも、キャリアコンサルタントに相談したい内容として、様々なものが挙げられています。

厚生労働省 2023年度「能力開発基本調査」図97を参考に作成
それでは次に、キャリアの悩みをストレスの観点から、世代別にみていきましょう。
世代別にみるキャリアに関する悩み
厚生労働省が2024年に調査した「仕事や職業生活に関する強いストレスの有無及び内容別労働者割合」では、全年代で大きな割合を占めているのが「仕事の失敗、責任の発生等」と「仕事の量」であることがわかります。
厚生労働省 2025年労働安全衛生調査(実態調査)結果の概要 第17表、図1を参考に作成
では、前出のデータや上記のグラフを踏まえた上で、キャリアに関する悩みを世代別にみていきましょう。
【20代】適正・適職や労働環境の悩み
20代では、「自分の適性や適職が分からない」、そして労働環境の悩みが多いとされています。
新卒入社であれば比較できるデータがないため、もっと自分に合った会社や職種があるのではないかと悩むケースや、入社後2年、3年と経験を積んでいても、プライベートを充実させるだけの時間が確保できないことから、理想と現実のギャップに悩むケースもあります。
20代 キャリアの悩み解消のヒント
自己分析
キャリアに迷う際、自己分析を行うことで自分が本当に何を求めているのかを再確認できます。
自分の価値観や強みを把握し、どのような職種や環境が自分に合っているかを考えることは、キャリアの悩み解消においても重要なポイントです。自己分析にはさまざまなフレームワークがありますので、ぜひ活用してみましょう。
キャリアコンサルティングを受ける
漠然としているキャリアについての悩みを相談したい時は、キャリアコンサルティングを利用してみましょう。キャリアコンサルタントの客観的視点を取り入れることで、キャリアプランの明確化が期待できます。
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メンター制度の利用
所属する組織がメンター制度を導入しているようであれば、利用を検討してみましょう。経験やスキルを持つ従業員からアドバイスを得ることは、キャリア形成において有効です。メンターと定期的に話し合い、実際の職場での経験やキャリアについての洞察を得ることで、迷いや不安を軽減できるでしょう。
メンターについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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【30代】キャリアに行き詰まりを感じる
30代のビジネスパーソンの多くは、仕事に対してある種の「慣れ」を抱くようになります。同じ企業への勤続年数が長くなればなるほど、その傾向は高いといえるでしょう。その中で、今までの業務に行き詰まりを感じるケースがあります。
また、30代はライフステージに変化が起こりやすい年代であるため、仕事だけに集中することが難しく、キャリアの悩みもより複雑になるといわれています。
30代のキャリアの悩み 対処法は?
キャリアの再評価と目標設定
30代はキャリアを振り返り、自分がどの方向に進みたいか再評価するのに良いタイミングです。これまでの経験やスキルを基に新たなキャリア目標を設定し、具体的な行動計画を立てることが重要になります。
その際はキャリアコンサルティングを活用することで、目標設定がより明確になり、プロの視点からのアドバイスや具体的なサポートを得ることができるでしょう。
スキルアップとキャリアチェンジの検討
特に30代後半は、スキルアップや新しい分野へのチャレンジを検討するビジネスパーソンも少なくないでしょう。
業界の変化や時代の流れに対応するため、専門的な研修やオンライン講座の活用など、効果的なスキルアップの手段を取り入れることが推奨されます。継続的な学びによって、キャリアの選択肢を広げることができるでしょう。
ワークライフバランスの見直し
30代は、キャリアの発展とプライベートの充実の両立を考える重要な時期であるため、ワークライフバランスを見直すことはキャリアに関する悩みの軽減につながるでしょう。
また、キャリアの再評価とあわせて仕事と生活のバランスを見直すことで、キャリアの方向性の明確化が期待できます。
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【40代】今後の方向性とキャリア形成の悩み
40代になると、これまでのキャリアの総括と、今後の方向性について深く考える時期に差し掛かります。現状に満足しているかどうかや、今後のキャリアビジョンを明確にする必要が出てくる一方で、ライフスタイルや健康とのバランスも重要な要素となります。
40代キャリアの悩み解消ポイント
現状の再評価とキャリアの方向性
40代になると、これまで積み重ねてきた経験やスキルを振り返り、今後どうキャリアを進めるべきか悩むことが増えてきます。キャリアの方向性を確認することは選択肢を広げることにもつながるため、キャリアコンサルティングなどを活用して現状の再評価を行いましょう。
スキルアップと学び続ける姿勢
テクノロジーの進化や業界の変化に対応するため、40代でも学び続けることが求められます。特に、デジタルスキルや最新の業界動向に関する知識を習得することで、今後の市場価値も高まるでしょう。
メンタルヘルスケア
40代は体力や健康の変化を実感しやすい時期でもありますので、ストレスマネジメントに注力することが重要です。心身ともに健康を保つことでは仕事のパフォーマンスも向上や、キャリアの安定にもつながります。
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まとめ
「まったく悩みを持っていない」というビジネスパーソンは少数派であり、なんらかの悩みを持っています。
キャリアについて悩んだ時は、キャリアコンサルティングを活用することで自己理解が深まるとともに、キャリアプランの明確化が期待できるでしょう。
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