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CAREER - 2019.06.21

キャリアコンサルタントの活躍の場「ハローワーク」【第1回】ハローワークの役割とは?

キャリアコンサルタントの活躍の場「ハローワーク」
【第1回】ハローワークの役割とは?

求職中の方が仕事を探す場の一つとして定着している「ハローワーク」。仕事を辞めた時や、仕事探しをしたことのある方は、活用したことがあるという方が多いのではないでしょうか。
一方で、国家資格「キャリアコンサルタント」とは?のページでもご紹介したように、資格を取得後、資格を活かす場として「ハローワーク」をはじめとする公共機関を選ぶ方もたくさんいます。

これからキャリアコンサルタントを目指すあなたは、「ハローワーク」とはどのような業務を担っているのか。「ハローワーク」で行われる支援にはどのようなものがあるのか。「ハローワーク」でキャリアコンサルタントはどのような活躍が目指せるのかを知っておきたいものです。

今回は、「ハローワーク」の基本的な役割をご紹介するとともに、「ハローワーク」におけるキャリアコンサルタントの役目についてもご説明いたします。

「ハローワーク」とは何か?

ハローワークの正式名称は「公共職業安定所」です。厚生労働省からの指示を受け、各都道府県の労働局がその地域の産業や、雇用・失業の状況に応じて雇用対策を行っています。その窓口となっているのが「ハローワーク」なのです。現在、全国に544ヵ所設置され、1万人以上の職員、1万5000人以上の相談員が業務にあたっています(2018年現在)

ハローワークの業務は、大きく3つに分けられます。
・職業紹介
・雇用保険
・雇用対策

「職業紹介」では、求職者に求人情報を紹介するだけではなく、職業相談にも応じます。職業相談では、キャリアコンサルタントなど専門スタッフが求職者の相談に対応し、求職活動をサポートします。さらに、企業からの求人を受理することはもちろん、近隣の企業の求人の開拓も行っています。再就職にあたって必要となる知識や技術を習得できる「職業訓練」の受講の斡旋も役割の一つです。

「雇用保険」に関する業務では、失業認定など失業した際に受けられる給付金の受給に関する手続きをすべてハローワークが担っています。また、スキルアップを図るために厚生労働大臣が指定する講座を受講した場合に支給される「教育訓練給付」も行っています。

「雇用対策」も「ハローワーク」の重要な業務です。企業の雇用維持や促進を支援する助成金を企業に支給したり、障がい者や高年齢者の雇用に関して企業に指導を行ったりします。さらには求職者が仕事に就くために必要な住宅や生活などの支援にも対応しています。

「ハローワーク」の重要な役割「雇用のセーフティネット」

就職を希望するすべての人への支援を進めるためには、職業紹介だけではなく、企業への指導・支援などの雇用対策を一体的に実施することが効果的です。それを行えるのが「ハローワーク」であり、就職困難者を中心に支援する「雇用のセーフティネット」としての中核的な役割を果たしています。

「ハローワーク」に寄せられる新規求人数は、全国で約1024万人(職業安定業務統計 2017年度)。この求人数も多さも「ハローワーク」の特徴と言えるでしょう。「ハローワーク」では求人を無料で掲載できることもあり、中小企業からの求人も多くなっています。また、「ハローワーク」がその地域の求人開拓を行っていることもあり、地元の求人が見つけやすいというメリットもあります。さらに、最寄りの「ハローワーク」で全国の求人情報を得られることも魅力です。Uターン・Iターン就職を考えている場合でも、「ハローワーク」を活用できるのです。

また、全国各地に窓口を持ち、求職者が無料で相談できることも「ハローワーク」ならでは。若者、育児中の女性、高齢者、障がい者など、それぞれの求職者に合わせた支援を実施しており、専門支援窓口を設けている「ハローワーク」もあります。

大学や短大、専修学校などの学生を対象とした「新卒応援ハローワーク」は全国に57ヵ所設置されています。わかもの支援コーナー・窓口は全国206ヵ所にあり、正社員就職を目指す若者を支援する「わかものハローワーク」は28ヵ所となっています。

育児中の女性や男性を対象とした「マザーズハローワーク(21ヵ所)」「マザーズコーナー(178ヵ所)」では、子育てと両立しやすい求人情報の提供を行うとともに、キッズコーナーを設けるなど子ども連れで来所しやすい環境が整備されています。

「ふるさとハローワーク(地域職業相談室)」は、「ハローワーク」が設置されていない市町村で職業相談・職業紹介を行う機関です。国と市町村が共同で運営しており、市町村庁舎などを活用。全国に138ヵ所設置されています。

さらに、「ハロートレーニング」と呼ばれる訓練制度も展開しています。「ハローワーク」の求職者で雇用保険受給者は、再就職に向けた技術を習得するための「公共職業訓練」を受講できます。主に国の機関である「ポリテクセンター」「ポリテクカレッジ」、都道府県に設置されている「職業能力開発校」で技術を習得します。「ハローワーク」の求職者で雇用保険を受給できない方向けには「求職者支援制度」を用意。民間の教育訓練機関で基礎的能力や実践能力を習得するコースを受講できます。

キャリアコンサルタントの役目

「ハローワーク」では、求職者と企業のマッチングに加え、就職支援の一環としてキャリアコンサルティングを実施しています。

求職者が「ハローワーク」を利用する場合、まず「求職申込書」に情報を記入します。職務経歴や学歴、資格に加え、希望する職種や勤務条件なども登録します。その後、求人情報を検索し、応募したい情報が決まったら、窓口で相談。応募ができる場合は、担当者が企業へ連絡し、面接などにつなげていきます。

さまざまなバックグラウンドを持つ求職者に対し、的確な就職支援を行うためには、専門的な知識とスキルを持ったスペシャリストの存在が欠かせません。そのスペシャリストとして、キャリアコンサルタントは期待されています。

例えば「ハローワーク」の求職者の中には、民間の職業紹介事業では就職へ結びつけることが難しい就職困難者もいます。そうした方々に対して情報提供を行い、希望する業界や職種を明確にし、履歴書の書き方や面接のサポートなど就職に向けた支援を行うことも必要となってきます。時にはハローワークの職員と相談員、福祉事務所の担当員などがチームを作り、求職者を就職へと導くケースもあります。

このように「ハローワーク」で活躍するキャリアコンサルタントが、相談を受ける対象者は、実に様々です。出産や育児で仕事を離れた女性や定年退職した方の再就職支援、障がい者や生活保護受給者の就職支援などにも携わります。「雇用のセーフティネット」という重要な役割を担う「ハローワーク」で求職者をサポートすることは、大きなやりがいにつながるのです。

まとめ

今回は、キャリアコンサルタントの活躍の場の一つである「ハローワーク」の役割と、キャリアコンサルタントの役目についてご紹介しました。
「ハローワーク」には、さまざまな求職者が訪れます。そして、人材を確保したい企業からは多くの求人が寄せられています。求職者と求人企業をマッチングさせ、雇用の安定を図るためのサポートに、キャリアコンサルタントの専門性は重要な役割を果たしています。さらに、雇用の促進、安定に携わることで、社会貢献ができるのも、「ハローワーク」で業務にあたる魅力だといえるでしょう。
次回は、「ハローワーク」で提供されている就職支援のサービスについて、キャリアコンサルタントがどのように関わっているのかを交えながら、ご紹介します。

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