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COUNSELOR - 2019.06.02

カウンセラーを目指す方必見。カウンセラーになるには?【第2回】キャリア分野の狙い目の資格「国家資格キャリアコンサルタント」

カウンセラーになるには?【第2回】キャリア分野の狙い目の資格「国家資格キャリアコンサルタント」

このシリーズの第1回では、心理・カウンセラー資格の種類と資格取得の難易度、カウンセラーを目指す方にとって狙い目の資格をご紹介しました。
未経験から、人気の高い仕事である「カウンセラー」や「コンサルタント」になるための近道は、心理・カウンセラー系の資格を取得することと言えるでしょう。
第2回では、心理・カウンセラー系の資格の中から、「キャリア分野」の狙い目資格「国家資格キャリアコンサルタント」について、詳しく解説します。

なぜ「キャリアコンサルタント」が狙い目資格なのか?

「キャリアコンサルタント」は2016年4月に誕生した国家資格。キャリアコンサルティングを通して、その人が望む働き方や生き方を実現することをサポートする専門家であることを証明する資格です。

キャリアコンサルタントになるためには、国家試験である「キャリアコンサルタント試験」に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することが必要です。2019年4月末現在の登録者数は4万3189名ですが、急増するニーズに対し、キャリアコンサルタントの数が追いついていないのが現状なのです。

人々の価値観が多様化している現在、一人が1社に勤め上げる終身雇用の時代ではなくなってきています。「自分らしく働ける企業に転職したい」「育児と両立しながら時短で働きたい」など、「どう働くか」という価値観も人それぞれです。また、就職、転職、出産や育児後の再就職など、人生の転機がきっかけとなり、仕事に関するたくさんの選択肢の中から、選択を迫られる機会も増えてきています。そこで、求められているのが「キャリア」についてのカウンセリングやコンサルティングを専門的に行える人材なのです。

そうした状況を踏まえ、日本では「キャリアコンサルタント10万人養成計画」を掲げ、2025年までを養成目標としています。例えば、高校においては就職希望者200人に対して1人のキャリアコンサルタントの配置が必要となり、500人以上の規模の企業では約500人に1人の配置が計画されています。これは高校ではこれまでの約1.2倍、500人以上の企業では約7.8倍のキャリアコンサルタントが必要となる計算です。しかしながら、現在のキャリアコンサルタントは先述の通り4万3000人ほど。まだまだ目標には至っていません。
ニーズが急増していながら、人材不足である今だからこそ、「キャリアコンサルタント」は狙い目の資格だといえるのです。

キャリアコンサルタントの仕事とは?

キャリアコンサルタントが行う「キャリアコンサルティング」には、どのようなイメージがあるでしょうか。まず思い浮かぶのは、新卒の時の就職活動の場面という方が多いのではないでしょうか。

「キャリアコンサルティング」は、新卒採用の時だけではなく、例えば、さらなるやりがいを求めるための転職、育児などで仕事を離れていた専業主婦の方の再就職、定年を迎えた方の第二の人生の構築の際など、人生のあらゆる場面で活用することができます。

「キャリアコンサルティング」とは、その人の適性や興味、それまでの仕事の経歴や経験、能力をはじめ、「どう働くか」「どう生きるか」といった生き方そのものを「キャリア」として位置づけ、その人の望む生き方・働き方を支援していくことです。

これからキャリアをどう積み上げればいいのか。どういう働き方がしたいのか。キャリア形成への不安や葛藤を抱えている人は少なくありません。そうした相談者の課題に向き合い、適切な支援ができる質の高いキャリアコンサルタントが日本では求められているのです。

キャリアコンサルティングを行うことで、相談者が自分のやりたいこと、目指したいことが整理でき、しっかりと把握できるだけでなく、どんな仕事に向いているのか、目指す仕事のためにはどんな資格やスキルを習得すればよいのかも理解できるのが大きなメリットです。
実際にキャリアコンサルティングを受けた働く人の多くが「仕事に対する意欲が高まった(正社員54.1%、正社員以外59.3%)」「自分の目指すべきキャリアが明確になった(正社員31.5%、正社員以外22.7%)」「自己啓発を行うきっかけになった(正社員29.6%、正社員以外20.8%)」と答えています。(厚生労働省「平成30年度能力開発基本調査」より)

キャリアコンサルタントの資格取得に向けた学習で自分を知ることもできる

ではキャリアコンサルタントの資格を取得するには、どうすればよいのでしょうか。
相談業務の実務経験が3年以上ある方とない方で、変わってきます。
実務経験が3年以上ある方は、すでに受験資格を持っていますが、未経験者など実務経験が3年以上ない方は、リカレントの「キャリアコンサルタント養成講座」など、厚生労働大臣が認定した講習を修了することで、受験資格を得ることができます。
講習では、キャリアカウンセリングの理論を学ぶだけではなく、カウンセリング技法を習得します。ロールプレイングやグループワークによる演習など実践的に学べるカリキュラムも含まれますので、そうした実践を通して、自分のこれまでのキャリアはどうだったのか、仕事に対する考え方はどうなのか、これから目指す道は何かも深く考えることもできるのです。
学習を進めることによって、自分のキャリアを見つめ直すなど、自分を深く知る機会ともなります。この経験はキャリアコンサルティングの現場で役立つものとなるはずです。

キャリアコンサルタントが活躍するフィールドは広がっている

キャリアコンサルタントの活躍のフィールドは幅広く、高校や大学などの教育機関、ハローワークやジョブカフェなどの公共機関、人材派遣・人材紹介会社での就職・転職支援をはじめ、企業の人事部などでコンサルティングや組織のマネジメントに携わることもできます。さらに、教育機関や公共機関などのセミナー講師、企業内の研修を担当する講師として活躍するキャリアコンサルタントもいます。
キャリアコンサルタントの相談者も、就職を控えた高校生や大学生、転職希望者をはじめ、出産や育児で仕事を離れた方の再就職、定年退職した方の今後のキャリア形成など様々ですが、女性の就職支援、中高年の再就職支援など、対象をしぼった支援を専門的に行っている方もいます。
いずれにしても、様々なキャリアコンサルティングを通し、働き方改革、超高齢社会、女性の社会進出などの課題解決に携われるのも、キャリアコンサルタントの仕事の魅力だといえるでしょう。

今までの自分の経験が全て活かせる仕事

キャリアコンサルティングには、これまでのあなたの経験を全て活かすことができます。例えば子育ての経験は、子育てと仕事の両立で悩む方を支援する際にも役立てることができるでしょう。学生時代の経験は、就職に向けて悩みや不安を感じている高校生や大学生の気持ちに寄り添ううえで、活かせるはずです。
社会人としての経験はキャリアアップや転職の相談に、部下を持った経験は、これからチームを任される方のキャリアコンサルティングを行う上で役立つでしょう。専門的な知識やスキルに加え、あなた自身の経験が大いに役立つのです。
相談者によって、望むキャリア、ニーズは、それぞれ異なります。これまで経験してきたことすべてがその人の気持ちや立場を推し量る助けとなり、相談者の支援をより適切なものにすることができるのです。

さらなる活躍を支えてくれる資格「キャリアコンサルティング技能士」

「キャリアコンサルティング技能士」とは、キャリアコンサルティング技能検定(国家検定)に合格した人のことです。この試験は、キャリアコンサルタントの上位資格として位置づけられており、受検資格を得るには一定の実務経験が必要となります。つまり、「経験を積んだ質の高いキャリアコンサルタント」の証となる資格なのです。
この資格には、1級(指導レベル)と2級(熟練レベル)があり、それぞれ学科試験と実技試験(論述試験・面接試験)に合格することで、取得できます。
キャリアコンサルティング技能士の資格を取得することで、活躍できる領域がさらに広がり、より多くの相談者の助けとなれることが期待できます。

まとめ

このページでは、「キャリア分野」の狙い目資格「国家資格キャリアコンサルタント」やキャリアコンサルタントの仕事や魅力についても解説しました。次回は、EAP・メンタルヘルス分野で注目されている「EAPメンタルヘルスカウンセラー(eMC)」資格について、より詳しく解説していきます。

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